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第46話 おっさん家を見つける

前話のあらすじ:一緒のベッドで寝る

 タナさんの部屋で寝てしまっていたことをダシに使われて、ルルド村での出来事をタナさんに教えた。

 評判が良かったみたいだが、もう脅されるのは勘弁して欲しいところである。


 いやー、思い返すと最初の頃は娘達も懐いてくれなくて、大変だった。

 いきなり、父親になった訳だけど、右も左も分からず育てたからなぁ。


 しかし、どうやら、タナさんのお気に召したみたいらしく、また聞かせてとのこと。

 それに、それ以前のことも教えて欲しいらしい。

 隠したところで、サリーとかがいずれ教えてしまいそうだな。


 さて、メイドさんが折角呼びに来てくれたことだし、メイドさんでも眺めながら昨日お酒を飲んで潰れてしまったリビングにでも向かおうかな。

 と思ってメイドさんを眺めていたら、タナさんに蹴られた。


 ふんっ!!


 といって、先にリビングに向かっていってしまった。

 どうしたのだろうか。


 やはり、来た時と同様に見ているのは良くないことなのだろうか。

 昔は眺めていても誰にも言われなかったのだが……。


 リビングに着くと、既にルビーとシードさん、サリーは席についていた。

 タナさんに続いて俺も席に着く。


 並び順は適当で良いとのことで、俺はタナさんの隣が空いていたため、タナさんの横に座ることにした。


 その後、朝から豪勢な食事を食べさせてもらった。

 野菜炒めばっかりの生活だったから、食事がもらえるだけでも嬉しい。


「ねぇ、レンは今どこに住んでるの〜?」


「「……。」」


 朝ごはんをみんなで食べていると、サリーの何気ない質問に、タナさんと俺は言葉を失った。

 タナさんも俺が仮眠室に住んでいる事を知っている。

 

 でも、サリー達は当時に俺が沢山お金を持っている事を知ってると思うので、知ったところでここまでお金がないとは思わないだろうな。


「はは! サリーや! こいつはいくら適当な男とは言え、ちゃんとした家くらいあるに決まっているだろう。」


 ルビーの笑い声がムカつく。


 悪かったな!

 金がなくて!!

 金がなくて、家賃さえ払えないんだよ!!

 

「……ああ。レンは、昔から用意周到だったからな……。」


 相変わらず、シードさんは1日経っても寡黙な人だね!

 ついでに、サリーとルビーを呼び捨てなのは、当時にそう呼んでくれと言われているからだ。


 それに二人とも戦争時に突っ込むことばかりを得意としていた、結構バカの分類に入る。


 というか、セバッターって呼んでよ!

 レンって呼ぶと感づく人いるかもしれないじゃん!


「レン〜?ああ、セバッターさんの名前か〜!!」


 ほら〜。

 折角1ヶ月ギルドでセバッターで呼んでもらい続けたのに〜。


 ルビーとシードさんを睨む。

 もう、この話はいいだろう?という意味を込めて。


「で、どこに住んでるの〜?住む場所困ってるなら、私の部屋で過ごす〜?」


 サリーが朝から暴走している。

 こいつは、昼夜問わず暴走するんだな。

 

 シードさんに哀れみの目を向けても微笑んでいるだけだ。

 お前は仏かなにかそういった類なのか?


「間に合ってるから大丈夫です」


 手短に答えて、この話を無理やり終わらせにかかる。

 むしろ、見つからなければ、合法的にこの街を離れられるから関わらなくて済むだろう。


「実は……」


 と終わらせたにもかかわらず、タナさんが説明してしまった。


 おいおい。

 タナさんや、君はお喋りな子なのかね??


 3人とも考え込んでしまった。

 なになに?

 そんな、深刻そうな顔になるほど、俺が酷いのか?


「レンの子供……。

今から会いに行こう!

それで、レンは私の部屋で過ごせばいいよ〜」


 バカだこいつは。

 

 サリーはおバカな子だったんだ。

 本当に30歳で母親になっているのか?

 精神年齢が途中で止まっているではないか?


 サリーは無視して、筋肉バカだが頭は良いルビーを見る。


「レンが育てたのか……。

相当強いはずだ。戦いたいぞ!!」


 こいつもバカだった。

 

 ルビーもサリーも頭は良いはずなのに、ネジが足りないみたいだ。


「……レン、山奥になら安い賃貸がある……」


 山奥か……。

 どの程度、遠いかによるな。


「…うちの執事長の実家が不動産をしている。直ぐに見積もりだけさせよう…」


 ふう。

 シードさんはまともで良かった。

 この寡黙な感じはジルさんもそうだったため、慣れている。


 なんか、ジルさんと話しているみたいで落ち着くな。

 あー、うちのユイも寡黙な人にジョブチェンジしたんだった。


 その後、朝ごはんを食べ終わった頃には見積もりが終わっていた。

 平屋の一軒家で馬小屋もついているらしい。

 個別部屋は合計で3つ。

 リビングと台所も大きいみたいだ。

 なおかつ、風呂もトイレも水洗らしい。

 俗に言う、3LDKといったところかな。


 元々は貴族の別荘だったらしいが、今は誰も使っていないとのこと。

 近くには川と天然の温泉があるらしい。

 もちろん、家の近くにも綺麗に設置してあり、各効能の温泉があちこちにあるらしい。


 しかし、貴族の人が亡くなったことから誰も使わなくなったらしい。


 賃貸だと月に30000ルト。

 買い上げだと合計150000ルトで、月に10000ルトで良いらしい。

 なんでも、誰も借りなくて維持費だけかかってしまっているため、誰かに譲渡したいとのこと。


 ずっと住むつもりは無かったが、30000ルトは支払えないため、買い上げることにした。

 多分、シードさんの知り合いという事で、安くしてくれたんだと思う。


「「遊びに行くね〜」」


 のんびり、ハモるな!


 そして、お前たちが来たら大変そうだから、来なくて良いよ。

読んで下さりありがとうございます!


これにて、2章終了です!


今週末で投稿を始めてから早くも1ヶ月になります。みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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