表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/61

第25話 おっさん昔の知り合いに会う ※改訂済

前話のあらすじ:石で魔物をやっつける


※2018/9/2 改訂済

 タナさんが身の危険にあるとわかって、リンさんが一緒に救出に行く人を募っている。


 グランスタンピードの発生となると、発生地付近には相当強い魔物がいるはずだ。


 俺が知っているスタンピードと同じであれば、倒すのに一苦労しそうな相当な大物がいるはずである。

 それこそ、1匹いるだけで街が崩壊してしまうような魔物までいてもおかしくない。


 もしも、神級、最大級レベルの魔法を使うことができる魔物が出てきた場合は、師団と聖騎士団が力を合わせてなんとかなるかもしれないところか。


 それ以外の魔物であれば、師団や騎士団メンバー数名で対応できるはずだ。

 むしろ、一人いるだけでも相当な戦力になるはず。


 まあ、俺が師団を離れてから、騎士団が強くなっているのであればいいのだけれども。

 師団も今ではどの程度の強さになっているのかわからない。


 となると、師団を派遣しても、簡単に解決をするか賭けになってしまう。



 少し待ったが、誰も救出に手を挙げない。

 いや、死ぬことが分かっているから挙げたくても挙げられないのだろう。


 助けに行きたいが、みんな自分の力不足を理解しているといったところか。

 それとも、単純に命が惜しいのか。

 まあ、普通であれば命は惜しいし、俺だって死にたいなんてことは思わない。


 俺だって、今のステータスだと厳しいだろう。

 しかし、このままでは……。

 お世話になったし、このままでは寝覚めが悪すぎる。


 「分かりました。俺が行きます。

 年寄りは若い者を助ける。決死の覚悟で行きますので、連れて行って下さい」


 「良いのか? これは相当難易度も高いし、死ぬ確率も高い。

 それでいいのなら、ぜひ来てくれ」


 と、俺とギルドマスター2人だけで行くことになった。

 

 やれやれ。

 死ぬ気で助けに行こうじゃないですか。

 お世話になった分は返すからな。


 「いやー、遅くなって悪いな。第2師団到着したぜ!」


 ん?

 知っている人が来たぞ。

 知り合いには会わないように避けていたが、今はありがたい。


 暑苦しいヤツが来たが、この状況では助かる。


 第2師団、隊長のルビー・ガルガドである。

 ルビーが名前で、大貴族ガルガドの息子である。


 親も暑苦しい人で、聖騎士隊で働いているはずだ。

 真っ直ぐに、堂々と戦うのが彼ら家族の生き方だ。


 何回もあったことがあるが、常に暑苦しい家族で、俺はある意味苦手だった。

 もちろん、根はいいやつなんだけどな。

 こいつは確か30歳ちょっとだったか?


 転移陣がある3階からゾロゾロと総勢30名程度がやってきた。

 数名は分からない人もいるが、見覚えがある人だらけだ。

 

 ふう。

 第2師団か。

 

 基本的にどいつもこいつもルビーのせいで、暑苦しいやつが集まっている隊だ。

 だが、強いメンバーの集まりのため、助かる。


 「途中から話は聞いてたぜ。

 リンちゃん、どうする。俺たちも着いて行こうか?

 この状況下だ。人は一人でも多い方が助かるだろう?」


 タナ、リン?

 よく考えれば、どこかで聞いたことがあるはずだ。


 どこだろう。

 8年前にどこかで聞いたことがあるような気がする。

 デジャブなだけだろうか?

 まあ、そんなことを今から思い出している暇はない。


 「もう、16歳だ!リンちゃん呼ばわりしないでくれ!」


 「いやいや、お父さんにはよくお世話になったし、今もまたお世話になっているからな」


 お父さん?

 誰かの子供なのか?

 いや、当然のことか。


 んー、分かりそうで分からない。

 でも、そういえばリンさんは臨時で本来は補佐官だったな。

 そのお父さんがここの街のギルドマスターなのか。

 どのような人が勤めているのだろうか。

 

 でも、リンさんに任せているということは怪我でもしているのかもしれない。


 と、コントをしている暇はない。

 とにかく時間が惜しいのだ。


 「とりあえず、ギルドマスター、師団の方々行くなら早いところ行きましょう。

 時間が経つほど良くない。もう既に2時間が経過しているので、本当に……」


 「そうだな。タナちゃんが危ない。急ぐぞ」


 ルビーが先頭を切って走り出していく。

 非常事態だからな。

 街を走って移動しても問題ない。


 俺も槍を持ちながら後をついて行く。

 ギルドマスターがどの程度戦えるのかは分からないが、第2師団の奴らは十分動けることは知っている。


 ただ、グランスタンピードの原因があるであろう森に辿り着くのに、どの程度時間がかかるか怪しい。

 グランスタンピードを解決することが目的ではない。

 タナさんを救い出すのが目的であるため、時間が足りないくらいなのだ。


 「何か作戦はありますか?

 タナさんと一緒にいる軍のメンバーは良くない噂で、そして冒険者も偽造冒険者です。

 一刻の猶予もない状況で、どうグランスタンピードを通過するんですか?

 それともただ突っ込むだけで間に合いますか?」


 今の俺の立場は、下っ端だ。

 基本的には上にお伺いを立てなくてはいけない。

 

 普通に行けば間に合わないかもしれない。

 でも、ルビーがいるのならなんとかなるかもしれない。

 こいつは筋肉バカだからな。


 「ああ、基本的には突っ込むしかない。

 スタンピード中は、常に魔物が発生地点から湧いてくる。


 今回、向かうのは発生地点のため、魔物に遭遇しないのは無理だ。

 だから、基本的には突っ込むという作戦になってしまう。


 ただ、街の周りの敵は聖騎士の奴らに任せることは頼んでおいた。

 そのあとは、師団メンバーがメインで戦い、強敵の場合は師団メンバーが残って行く。


 とりあえず、1人でもいいからタナちゃんの元に辿り着くようにするだけだ。

 あとは、タナちゃんの元までこのまま走り抜けるぞ」


 その作戦の場合、間に合うか、運がいい場合で五分五分といったところか。

読んでくださりありがとうございます。


週末は過去分の修正も行う予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ