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第20話 おっさんまだ動けた ※改訂済

前話のあらすじ:食堂のおばちゃんに助けられる


※2018/9/1 改訂

 さて、食堂のおばさんに食器をもらったので、早速仮眠室に戻った。


 ダンボールを開けてみると、たくさん入っていて、感謝感激である。

 なんか感謝感激って滅多に使わない単語だよね。


 ダンボールに入っていた物は、

 ・ガラス製コップ 2個

 ・大きいガラス製皿 2皿

 ・小さいガラス製皿 2皿

 ・ガラス製茶碗 4つ

 ・箸 2膳

 ・塩 1瓶

 ・砂糖 1瓶

 ・ソース 1瓶

 ・水(500ミリくらい) 10本

 ・鍋 2つ

 ・フライパン 1つ


 ……2人分の食器と簡単な調理器具が入っていた。 

 いや、これで生きて行ける。

 あとは野菜炒めを作るだけだ。


 キッチンで1回食器などを洗い、食器棚に置いて行く。


 その後、フライパンと大きめの皿を1つとり、野菜炒めを作った。


 お腹が空いていてからか、俺が作った料理でもすごく美味しく感じた。

 俺は料理が下手くそなので、ある意味極限状態だったのかもしれない。


 久しぶりに労働して疲れたから、今日はもう寝よう。

 明日からは業務が終わった後は、働かないといけないから、体力を回復しよう…。


---------------------------------


 次の日、野菜炒めを作って食べて、シャワーを浴びて着替えて職場に向かう。


 昨晩の晩御飯と今日の朝食を連続で野菜炒めにしたが、まだ飽きが来ていない。

 

 職場に向かうといっても、ギルドまで凄く近い距離だが。

 生活リズムを整えることも意識しないとな、と思っているとギルドに着いた。

 考え事をしたら着く距離とか、通勤時間何分なのだろう…。


 ギルドの前まで来ると、中から怒号が聞こえてきた。

 

 あー、誰か喧嘩しているのか?


 当時から冒険者同士での喧嘩は発生していたのて、特に珍しいことではない。

 どうせ、それは俺の料理だ、そこは俺の席だ、連れの女に手を出すな、やらそんなところだろう。


 ギルドの扉を開けると、目の前にナイフがあった。


 「あぶない!!」


 誰かが叫んだようだ。


 いや、もしかしたら数人から咄嗟に出た声かもしれない。


 何故だろう。

 この様な危険な状況ほど、頭が冴えていく。

 とりあえず、ナイフを指で白刃どりの要領で掴む。

 そして、その瞬間に投げた人を確認して、まだナイフを持っているようだから、このナイフで持っているナイフを壊しておこう。

 ナイフをそのまま投げ返し、投げた人の2個目のナイフに当てて2つのナイフを壊す。

 

 どちらも同じ強度のナイフのようなので、両方壊すのは容易い。

 そして、投げた人が暴れないように距離を、詰めて地面に押さえつける。


 押さえつけるなら武器を壊さなくても、使っても良いと思うかもしれないが、時と場合によりけりだ。

 自分の方が体術が優れているのなら、むしろ武器を持っていない方が安全だし、優れていないのなら、武器を持っていた方が安全のこともある。


 もう1人の方は何も持っておらず呆然としていたため、警戒はしつつなにもしないことにした。


 「ぐえっ……」


 「ギルド職員です。危険性があると判断しましたので取り押さえさせてもらいます。

 また、そちらの方も事情を確認したいので、受付の方に来てもらえますか?」


 と、説明をして、受付の方から来た先輩職員と協力して、3階の会議室で事情を確認した。

 

 ギルド内、ギルド外でも危険性があれば、国民は取り押さえることが出来る。

 勿論、その後取り押さえに違法性がなかったか確認が必要である。


 ギルド職員は、内部の出来事に対して管理する責任があるため、このように事情を確認する事も出来るし、しなくてはならないのだ。

 その場合、危険性があれば、戦闘が得意な冒険者に依頼してもいい事になっている。


 俺は、先程俺が避けて入れば後ろにいた人に刺さる可能性があったため、対応をする事にした。


 本来なら先輩職員の人たちが対応するのが当たり前なのかもしれないが、今回は俺が急ぎ対応をする事にした。

 先輩を立てる必要があったら、面倒な事になるかな?


ーーーーーーーーーー


 事情を確認したところ、この騒動の出来事はナイフを投げた男性に原因があるとの事だった。

 

 どうやら、対応していたイワフさんという男性は、パーティのリーダーでパーティメンバーがどうしても必要な物が報酬となっている依頼をわざと、ナイフを投げた男性のパーダさんが受けたとの事。

 

 そして、共同依頼を受けないかとイワフさん達に持ちかけて、依頼が達成したところで、パーダさんがそんな共同依頼はしていないと言い出したらしい。


 イワフさん達は金銭はいらないから、報酬の物だけ欲しい事を伝えても、パーダさんが渡さないと言い出して、喧嘩になったらしい。


 その後、先輩職員が確認したところ、このパーダさんは各地のギルドで同じことをしており、次回同じことをしたらギルド追放と国に逮捕してもらうことになっていたそうだ。


 先輩職員が急ぎ、国から担当の者に来てもらいますと連絡を始めた。

 国の担当といったら、依頼を受けた優秀な冒険者か派遣された師団メンバーか、騎士団の人たちの可能性が高い。


 つまり、当時の俺の事を知っている可能性がある……。

 やばい、先輩職員に残りをお願いしよう……。


 「すみません、タイラーさん。

 ちょっと席外しても良いですか?

 お手洗いに行きたくて……」


 「ああ! いいよ!

 僕も状況は見ていたから、説明は出来るから行ってきて平気だよ。

 もちろん、戻ってきてくれると嬉しいけどね!」


 爽やかだ。

 この爽やかな若いイケメンはタイラーさんと言って、女性職員や冒険者に人気らしい。

 俺のような新人にも優しいという、素晴らしい人だ。


 お礼を言って会議室から退室させてもらう。

 

 バレる可能性は低いとはいえ、危なかった。

 過去の人間が今更出てくることはしない方が良いのだ。


 それになにより、当時の事は話す訳にはいかない。


 さて、お手洗いに行ってからギルド職員室にでも行こうかな。

 タイラーさん、ごめん!!

読んで下さりありがとうございます。


戦闘シーンを書くのがまだ慣れません。

なにかありましたら、ご指摘のほど、よろしくお願いいたします。

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