第15話 おっさん王都を出発する ※改訂済
前話のあらすじ:王都を出発するための挨拶周りをした
※2018/9/1 改訂
「じゃあ、お父さんはもうキールの街に行くね。
ちゃんと3人とも勉強頑張るんだよ。
それに、なにかあった場合はすぐにお父さんに連絡するんだよ?
ギルドに行って、セインという人に言えばすぐに伝わるはずだから。
セインは基本的に頼っていいから、力になってくれるはずだ。
前にも言ったけど、多分3人ともお父さんの実家の秘技が使えるかもしれないけど、使わないように気を付けるのと、使ってしまって周りになにか言われたらセインにすぐに確認して」
「わかったわ。
でも、教えてもらっていないのに秘儀なんて使えるものなの?」
「うん。
もしかしたら使えるかもしれない。
これは、練習とか必要なく血の盟約によって使えるから。
でも、もし使えるなら練習をした方が練度は高くなるよ。
いざ身の危険を感じたら迷わず使いなさい」
「言いたいことはわかったわ。
2人もわかったみたいだから、もう行かないと馬車に乗り遅れるわよ?
今度は近い位置にいるのだから、長期休暇には会えることを楽しみにしているわ」
基本的にルナがしっかりしているため、問題ないだろう。
王都にある馬車乗り場は街の門を出た先にある。
街に中にあると馬車で危険物などを持ち込めてしまう可能性があるからね。
もちろん、その前には検問や関所なども存在する。
3人に挨拶をして馬車に乗り込むと、ちょうど時間だったみたいで馬車が出発した。
この世界では自動車のような乗り物が存在しない。
そのため、転移を除いたら馬車が移動速度が速い。
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王都を出てから既に5日経った。
あと2日くらいで目的地に到着予定だ。
今回の乗り合い馬車は、約20人程乗れる大きめの馬車だ。
馬が馬車を引くことに加えて、魔術陣を埋め込んだ動力源によって、サポートをしている。
また、車輪からの衝撃を和らげるためにサスペンションが使用されている。
席には、クッションが置かれ、日本にあった高級車のような乗り心地には届かないが、そこそこ快適である。
ついでだが、貴族が乗るような馬車は乗り心地が本当に良く、馬車だと思えないくらい快適である。
そう思うと、この世界は地球とは異なる進化を遂げたが、文化レベルは近いと思っている。
そう思っていると、馬車が止まった。
壁掛け時計を見てみると、12時ぐらいだったため、お昼の時間かな?
基本的に乗り合い馬車は、朝6時に出発して、12時から13時まで休憩、13時から19時まで走る。
出発前、お昼、夜は各々自由時間である。
外の場合は野宿のため、馬車の中で過ごす人も多い。
村や街などに立ち寄れて場合は、村や街で宿を取る人もいる。
ついでに馬車の中で悪さをしようとすると、二度と乗り合い馬車に乗れなくなるし、護衛で雇っている護衛や見回りをしている騎士団や冒険者に捕まり、そのまま牢獄行きだ。
また、ご飯は各々が準備をするが、乗り合い馬車にもお願いをすれば、食事を買うことも出来る。
国が乗り合い馬車を運営をしているからこそ、このサービスなのに安いという、乗る人にとっては安上がりでいいことなんだけどね。
これが個人営業だと倍額とかするのじゃないだろうか。
俺もご飯を作る気にも、事前に買う気にもならなかったので、馬車のご飯を買うことにする。
馬車を降りて、広場のようなところでご飯を作っている人のところへ行く。
「やぁ、お昼はカレーだよ。
食べるかい?」
「ああ、1つもらおう」
そういうと、「どうぞ」と渡してきたので、銅貨を1枚払ってお礼を言って受け取る。
セインに貰った銅貨が、残り1枚だからちょうどキールの街についてら終わる計算だ。
このカレーで1つ100円って安すぎるだろう。
こちらの世界でも通じるなら、ワンコイン定食だ。
不思議に思うかもしれないが、こちらの世界にもカレーなどはある。
むしろ、デザートとかも普通にある。
なぜか神様に聞いたところ、ある1人の神様が地球の料理が食べたいと言い出したみたいで、地球の神様にお願いをして、レシピをこちらの世界に公開したらしい。
著作権とか色々めっちゃくちゃだが、神様なので文句は言えない。
なんでも、世界のバランスが崩れてしまうのはダメだが、美味しい物に罪はない!とかなんとか。
本当にダメな神様達だ。
そう。
この世界は一神教ではない。
多神教である。
というか、実際にたくさんいる。
無数にいるわけではないが、結構いる。
本来、世界には干渉できないが小さな事であれば干渉している神様もいる。
当時はバリバリ干渉して、神様から邪な気持ちを持っているから邪神に堕ちた神様もいた。
というか、神様じゃなくてゴミ野郎だ。
いや、神様でも欲があるのも分かるし、色々してみたいのも分かる。
でも、世界が崩壊しそうな事を遊びでするもんじゃない。
そのせいで、師匠は亡くなったんだから、俺は一生許せない……。
ご飯を食べながら、暗い話は嫌だから、なにか面白い事でもするか。
左手から純粋な魔力を出して、ボール形状にする。
本来魔力とはこういう物なんだ。
魔臓器で作成され蓄えられている。
それを血管を通して体から放出を行う。
この魔力というものは、本来自然界にも存在しているが、微弱な物だ。
放出した魔力を使って、世界に干渉して物理現象、物理法則を捻じ曲げ魔法や魔術といった物を使用する。
魔力をいじくりながら炎属性を混ぜていく。
その後、空に向かって数発投げる。
ヒューン!!
ドーーーーーン!!
花火のようにしてみた。
みんながびっくりしながらも綺麗だからか、拍手をしてくれた。
さあ、あと王都まで2日だ。
頑張ろう!!
読んで下さりありがとうございます。
楽しんでいただけれいれば、幸いです。
更新速度は落ちてきましたが、執筆を頑張ります。
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