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第14話 おっさん挨拶周りをする ※改訂済

前話のあらすじ:ステータスの大切さを語った


※2018/9/1 改訂

 堅苦しい話が終わった後は、トランプで大富豪やババ抜きをしたり、チェスやオセロなどの戦略ゲームをしたり、魔法でボールを作りだして、遊んだ。


 なぜ、この世界にチェスなどがあるかと言うと、地球の神様が娯楽の提供ということで昔に提供したらしい。

 なんでも、この世界の神様と地球の神様は仲がいいらしく、お互いに物を交換しているとか。

 でも、スマートフォンやパソコンなどの電子機器はもらっていないらしく、電気がないから利用できないとのこと。


 ご飯が出してもらえるのか、不安だったが、宿に居る間はセインがお金を払ってくれたみたいで、全員分のご飯をルームサービスとして部屋まで持ってきてもらえた。


 ついでに、キールの街に行くまでの乗り合い場所のお金もセインが払ってくれているとの事。

 本当にありがたいことである。


 次の日、宿屋の人にお礼を言って、ギルドに娘達と向かう。

 部屋が大きかったため、娘達も泊まることが出来たので、久しぶりに親子水入らずで過ごすことが出来た。

 

 ああ。

 本当に娘達が可愛すぎて、そのためになら頑張ろうと思える。


 もちろん、昔に一緒に過ごしていた時は、7歳だったため微笑ましいと思っていたが、今では大きくなってきたため、娘なのに女の子になってきていることがわかり、ちょっとだけドキッとしたのは内緒である。


 だって、父親が娘にドキッとしていたら大変だろう?


 受付のお姉さんには、各種手続きをしてくださっていたらしいので、しっかりとお礼を伝える。


 「この度は色々としてくださり、ありがとうございます。

 多分、各種難題を上から命令されたかと思います。

 大変助かりました。

 仕事先が王都になったら、また来ると思いますので、その時はよろしくお願いします」


 「いえいえ、確かに命令をされたから動いた面はありますけれど、途中からは娘さん達が元気になるよう、精一杯力にならせていただきました。

 はい、もし王都に転勤になりましたら、一緒に働きましょうね」


 その後は、セインに挨拶をしに行く。


 「今回は、ありがとなセイン。

 久しぶりに会ったのに助けてくれて。

 大変申し訳ないけど、俺が向こうで働いている間、何かあった時は娘達の事を頼んだ」



 「ああ、別に構わない。

 それに実際のところ俺のポケットマネーでも支払える金額だからな。

 でも、お前が働かないと父親として意味がないだろう?

 だから、親友として兄弟弟子として力を貸したまでだ。


 そうだ、これを持っていけ。

 向こうのギルドには、話が伝わっているだろうが、これを渡した方が物事がスムーズに進むだろう」


 やっぱり、イケメンが言うとどんな言葉でもカッコいいな!

 セインは絶対学園でモテているだろうな、と思うが恋愛話は面倒な事になるので、話題に出さない。


 「おぉ、ありがとう。

 じゃあ、馬車の集合時間まで、もうあんまり時間がないから、もう行くよ。

 また今度な」


 「ああ。

 久しぶりに働くことの大変さを思い知って来るがいい。

 そして、早いところ戻ってきて俺の手伝いをしろ」


 セインに挨拶をして、すれ違った人々に挨拶をしながらギルドを出る。

 数年間、田舎に引きこもっていたから、こんなに挨拶をするのも変な感覚だな。

 前世の日本でも挨拶は大切だったが、世界が変わっても挨拶は重要であるとひしひしと感じるね。


 ギルドを出たところに、ルナとユイとユリの3人が待っていた。


 「あ! きた!」


 「お父さん、早くしないと馬車に間に合わないよ?

 お仕事に行くのだから、急がないとダメでしょ」


 「……行かなくてもいいけど」


 上からユリ、ルナ、ユイの順番だ。

 一日しか一緒に過ごせていないが、どのように成長したか把握できた。


 ルナはお姉さんとして、元々しっかり者だったが、基本的に落ち着いており、物事の本質を捉えている。

 そのため、俺に対しても適切なアドバイスなどをしてくるため、俺に何かあってもルナが家族を守ってくれるだろう。

 基本的にダメ出しをされることが多いが……。


 ユイは、元々はしゃぎ回るような性格だったが、今回の一件があったからか、その前からだったのか随分と丸くなり、無口のようなキャラになった。

 久しぶりにあった時は、殆ど笑えていなかったが、今では普通に笑えている。

 しかし、なぜか無口のようなキャラになってしまった……。


 他に知り合いで無口の人がいるため、もし会わせたら会話がないのだろうか?


 ユリは、ほんわかしていたのが、そのまま続いている。

 癒しのようなキャラになっている。

 しかし、危ない時は分かるみたいなので、多分大丈夫だろう……。


 3人とも実力は結構ついているようだし、頭も良いから、将来は無理さえしなければ安泰だから、安心できるかな。

 3人と談笑しながら、馬車の乗り場に向かう。

 

 ギルド職員であって、緊急時でない限り、ギルドの転移魔法は使えない。


 俺も今の魔力の出力では、個人で転移を発動することもできない。

 そのため、都市と都市を繋ぐ役割を担っている、乗り合い馬車に乗るのだ。


 しかし、この乗り合い馬車は本数が少なく、乗り遅れると次まで待たなくてはいけない。

 それに人数もそこまで多く運べないため、予約制になっているところもある。


 俺が行く先は大きいキールの街だが、少し遠いため本数が少ないのだ。

 歩いて行くのも一つの方法なのだが、今回は向こうで仕事の関係の人が待っているため、馬車で行こうと思う。

 

 商人達は自分達の馬車で行動することもよくある。

 7年前の大戦の際に、悪党は一通り殲滅したため、そこまで多くないため、自分達の馬車で行動できるという訳だ。

 しかし、一応念には念を入れて、都市の外に出る際は護衛を雇う人か多い。


 また、基本的に国の騎士団や各領地の兵士である領兵、冒険者が見回りをしているため、王都に近ければ近いほど、悪党は少ない。

 その他にも、獣や魔物が出ることもあるから、自分の身を守るためには、自分が強くなるという方法もあるが、手っ取り早く強い人に守ってもらうのがいいとされている。


 俺が乗る予定の馬車にも護衛は雇っているみたいだ。

 今回の馬車の日数は、約一週間といったところで、そこそこ遠い距離にある。

 ついでにルルド村は馬車で約三週間くらいあるし、乗り合い馬車が途中までしかないので実質1ヶ月以上かかる。


 次にルルド村に行くのは相当先になってしまいそうだ。

読んで下さりありがとうございます。


すみません。

書き溜めていた分がほぼなくなり、更新速度が落ちてくると思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

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