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恋に恋する異世界人達が我が家にやってきた!?  作者: 水月 彰軌
1章 宿題のない夏休み編
7/9

嘘だろ!?

やっと、1章……

と言いたいところだが…

 時は7月31日の午前中、住宅街にある一軒家の2階の自室で、先月に誕生日を迎えたばかりの16歳の少年、皇 阿宮斗は、勉強机に向かって座ったまま、背伸びをした。

「終わったあ! これで心置きなく遊べ……」

 阿宮斗は数秒固まった後、頭を抱えてこう言った。

「海の家と屋台のバイト以外、やる事ねえじゃん!」

 阿宮斗には、友だちがいるにはいるのだが、夏休みの間中は、帰省している。更に、阿宮斗の親戚は皆が忙しく、帰省している暇がないと言うのだ。その為、阿宮斗が夏休みの間にやるべき事が限られてくるのである。

 しばらく頭を抱えて固まっていると、1階から茜の声が聞こえてきた。

『あっくーん。御飯作ってよおー』

「はあ……偶には、自分で作れよ。お嫁に行けねえぞってんだ」と言いつつも、阿宮斗は台所へと歩いて行った。


 阿宮斗は台所に着くと、勉強中もずっと頭に装着していたヘッドホンを外して、早速調理に取り掛かろうとしていた。

「さーて、昼頃には母さん、帰ってくるって言ってたし、久々にカレーでも作るかなあ。鍋も丁度2つあるし、甘口と辛口を作れば問題ねえだろ」と言った直後、台所に来た茜が、嬉しそうに言った。

『おっ! 待ってました、辛口カレー。どれだけ待っていたことか』

「台所に来たんなら、手伝えよ。茜」

『えー。嫌だ。絶対、やらないからね』と言い捨てて、茜は台所から離れてしまった。

「全く……いい年して、中身はガキのままか? って疑いたくなるな」

 そう言いながら準備を進めていると、少々、距離が離れているにも関わらず、玄関のドアの方向から、大声が聞こえてきた。

『ただいまー! 阿宮斗! 茜! 元気してたあ?』

「母さんは、相変わらず声でけえなあ……近所迷惑だろ。明らかに」と阿宮斗は呆れた様な顔で言い、カレーを作り始めるのであった。


 カレーを作り終えた阿宮斗は、突然慌てだして、ダイニングにいる茜と阿宮斗の母に向かって、早口で伝えた。

「右にある鍋が辛口カレー入りだから、自分で注いでくれ!」

 そう言い捨てて、阿宮斗はトイレへと早歩きで向かった。


「ふうー。危なかったわあ。にしても、母さん、帰ってきたんだよな。母さんも母さんで変わった人だし、あんま行きたくねえなあ……でも、早く行かねえと冷めちまうし、行くか」と言って、トイレから出て少し歩いた直後、それは起こった。

「は? 嘘だろ!? なんだよ、あの黒い穴は!」

 阿宮斗が驚くのも仕方がないだろう。何故ならば、天井に黒い穴が開いていたのだから……

今日から3日間休みなので、話しを進めてみせるぞ!

と言いたいが、暑過ぎて集中力が……

ZZzz…(-ω- っ)3

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