24から24
眠るまえに
今日あった嫌なことを数える
思い出すたび沈む僕は
大層弱いそうで
また、明日を迎えるのを
少々拒んでみて
目が覚めて そこにある本当に
ため息を吐いてみました
流れ作業で振り撒く笑顔
作り込んだ愛想笑いには自信がある
僕を取りまく僕は
僕のせいで転べない
長い間 直立不動の僕
僕がどれだけ泣きわめいて
今日も上機嫌であらわれた
僕がどれだけ死にたくても
満面笑みを返してくる
なんてやつだ
君ってやつは
綺麗事なんて所詮
気やすめさ と
鼻でわらってみたけど
不安になる午後11時59分
また明日ね
と言った自分は
明日が来るのを
知っていたようで
瞼がおもくなって
また明日 と呟いた
明日も晴れ
らしい