ワガママお嬢様 第4話・綺羅の風邪が悪化
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
「綺羅お嬢様大丈夫ですか?」
「ハァハァ大丈夫カモ
ゴホッゴホッ」
「翔、ハァハァ喉痛い」
「薬持ってきますね」
「駄目!ここから離れないで!ゴホッ」
「お腹痛い」
「大丈夫ですか?」
(お腹撫でながら)
「翔、龍芽兄となっちゃんに会いたい」
「電話してみますね」
「うん」
「もしもし…」
『もっしぃー』
「夏樹様でしょうか?」
『うん。何?』
「綺羅お嬢様が風邪をひいてしまい、今夏樹様に会いたいとのことです」
『マジ!綺羅大丈夫なの?』
「それがさっきよりも熱が上がってるんですよ」
『分かった!今すぐ行く!』
「お嬢様、夏樹様は来るそうです」「龍芽兄は?」
「さっき電話したところすぐ来るそうです」
「ゲホッゲホッゼーゼー
ゲホッゲホッゲホッ
ハァハァゼーゼーゼーゼーゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッ」
「ハァハァハァハァハァハァハァ」
「綺羅お嬢様!?」
(喘息?)
(早く病院に行かなきゃ!)
ブーン(車音)
「スイマセン、綺羅お嬢様、喘息じゃないですか?」
「これは、そうですね!
点滴室に来てください」
「ゼーゼー」
「呼吸器つけまーす」
「1週間くらい入院してもらいます」
「わかりました。」