ワガママお嬢様 第3話・綺羅の風邪
「では綺羅お嬢様家に帰りますよ。」「うん。」
ブーン(車の音)
「家に着きましたよ」
「うん。」
(綺羅お嬢様、元気ないなぁ)
「綺羅お嬢様、具合が悪いのですか?」
「ううん」」
「そうですか?」
「気持ち悪い」
「吐き気がするんですか?」
「うーん?今すぐにでも出てきそう」
「じゃあ部屋に行って寝ててください。」「うん。」
「綺羅お嬢様、大丈夫ですか?」
「うん」
「なんか持ってきますか?」
「いい」
「分かりました」
(綺羅お嬢様の体調相当悪いな……)
「綺羅お嬢様、病院行きますよ」
「また点滴?」
「わかりません。体調が相当悪い場合は点滴になりますが」
「嫌っ!」
「でも、今よりも悪くなりますよ」
「嫌っ!」
「じゃあ行きましょう」
「点滴しないからね!」
「分かりました」
病院の中、、、、、、
『金崎綺羅さん、金崎綺羅さん26室にお入りください。』
「綺羅お嬢様行きますよ」
「ゴホッゴホッ」
「本当に大丈夫ですか?」
「うるさいっ!」
「金崎綺羅さん、じゃあお口を開けてください。」
「あー」
「喉が腫れてますね」
「じゃあ次はお腹を、
次は背中、、、、、、」
「風邪ですね。安静にして寝てれば治ります。」
「では、お大事に」
ブォォォォン(車)
「良かったですね綺羅お嬢様。」
「、、、、、、」
「綺羅お嬢様?!
寝てますか?」
家、、、、、、
「ヨイショ(お姫様ダッコ)」
そして綺羅の部屋
「クークー」
「よく寝て早く治してください」