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8歩目
あれやこれやと話しているうちにすぐ担任の先生がやってくる。
既に心臓ははち切れそうなほど、周りに聞こえてしまいそうな程ドクドクしている。
「えー、おはようございます。
今日からこの学校に転校生が来ます。
橘くん。どうぞ。」
「失礼します。
えー…橘悠真です。
父親の転勤で新潟の西第一高校から来ました。
部活は男子バスケ部に入ります。よろしくお願いします。」
「はい、拍手ー。
じゃあ、橘くん。窓際の1番後ろの席使ってね。
田中ー。手ぇあげろー。あの子の後ろね。」
「はい。ありがとうございます。」
ツーブロ、爽やか、好みの顔、かっこいい名前…
「橘悠真です。田中さん?よろしく。」
「田中結衣です!
わかんないことなんでも聞いてね。橘くん!」
完全に落ちた。




