7/9
6歩目
「結衣〜!おはよぉ!
なんか今日ちょっとさ…えぇ!どうしたの!?
いつも前髪なんてギリ寝癖みたいな状態じゃん…」
『一応綺麗にしてますよ!?
…今日は、朝練もなくて朝時間があっただけだよ…』
「うーそだぁ!
昨日の今日だよ!?絶対好きな人出来たじゃん!
今更遅いよ!みーんな結衣の寝癖知ってるよぉ!」
ゲラゲラと笑う凛を置いて学校へと歩いていく。
「ごめん!ごめんって!」と謝っているが、まだ笑ってる。
『笑わない?』
「うん、もう笑わないよ」
静まるが、今にも吹き出しそうな凛の顔が目に入る。
昨日は言えなかったけど…
凛ならわかってくれそうな気が…する…
『私…ずっと小説みたいな恋がしたくて…
昨日…顧問と校長と一緒に体育館にきた男子にビビッときたんだよね…』
「へぇ!なんかいいね!
ビビッとくるのなんかわかるなぁ…どんな子なんだろうね!早く会いたいね!」
やっぱり、凛は凄くいい子。




