折り返し地点!ここまでに伝えたかったこと
非常に長い本作を読み続けていただき、本当にありがとうございます。
160話以上をついやして、「ようやく」
ゴンドワナ氷床編が終わります。
折り返し地点です。
さて、本作はべらぼうに長く「ゴンドワナ亜熱帯の乾燥帯」と「ゴンドワナの氷河期」を扱ってきました。
これは作者に明確な目的があるためです。
「石炭紀を蒸し暑い湿地の時代という、19世紀の発想はもうやめにしよう」
ということです。
石炭紀という時代に関しては、一般の認識がライエル(チャールズ・ダーウィンと同時代人です!)で止まっています!!
本作では氷河と砂漠と、寒い話ばかり描いてきたことで、とりあえずこの幻想は打ち砕けたかと思います…打ち砕けた…かな…。
そして、第二目標です。
「せめて20世紀初頭、ウェゲナーとケッペンくらいには石炭紀の認識をアップデートしよう」
大陸移動説をみな認めているにもかかわらず。
ケッペンの気候区分を義務教育で習うにもかかわらず。
ウェゲナーが大陸移動説を考えるにあたって極めて重要な役割を果たしたのが石炭紀のダイナミックな気候分布であることすら知られていません。
どころか。
石炭紀に気候帯があったことすら知られていません!恐ろしいことに博物館のキャプションすら…理解が怪しいです。
まずは石炭紀の認識を150年くらいアップデートして、戦前くらいまで認識をもってこれたかな、と思います…
1. 石炭紀は氷河期であり、ゴンドワナには巨大な氷河がある
2. 石炭紀の中緯度は砂漠が広がるなど乾燥傾向であり、湿潤なのは熱帯および氷河に面した温帯〜亜寒帯である
3. 緯度による気候変化が激しく、砂漠から短い温帯を経てすぐ氷河である
4. 熱帯の湿地林のイメージは、当時赤道直下にあったヨーロッパおよびアメリカのイメージでしかない
ということをまずは押さえていただければ、ここまでの目的は達成されたかと思います。
ただ数話、この件について頁を割こうと思っています。




