他人と自分を比べることの意味を考える
他人と自分を比べると、
「あの人と同じ理想を目指したのに、あの人のように成功しない!!」
とか
「あの人より努力と時間を費やしているのに、頑張ってるのに、なぜ上手くいかないの!!」
とか
「あの人はもともと才能がある天才だから、凡人の私が・・・」
と凹み、無気力になる。
SNSなどで愚痴って、共感してくれれば慰められるかも。
で、結論で言われること(もしくは自力で出した答え)は
「あなたはあなたらしく生きればいいのよ!おかれた場所で、努力すればいいのよ!!」
とか
「社会に何の価値も生み出せない無能は今すぐ消えろ!!」
とか
「ま、今日明日、何となく生きていければいいか!!」
である。
他人と自分を比べ、自分より下の人間がいると優越感を得られるなら、有益?かと思ったが、その同じ基準で自分より上の人を見るので、結局、最後は落ち込むことになる。ので、それなら他人と自分を比べないほうが有益。
じゃあなぜ「他人と自分を比べる本能」があるのか?
・「あの人のようになろう!」と目標があると、向上心が維持できるから
・「あいつよりマシ」と優越感を得られるから
・ヒエラルキーの自分の地位が分かれば、立ち居振る舞いを計算できるから
私の結論は『他人と比べる本能』はより強い本能『誰かに認められたい、評価されたい』という『自己顕示欲・承認欲』の実現に必要だからである。
・『承認欲』を満たすためには、他人にスゴイ!と認められなければならない。
・他人がスゴイ!というためには、
①既存の成果の延長で優れている:例えば、芥川賞受賞よりも芥川賞・直木賞・ノーベル文学賞受賞
②未知のことを達成する:例えば、『なろう文学』という新しいジャンルを切り開いた
のどちらかだが、その両方に、他人と自分を比べる本能は必要。
他人と自分を比べると
(a.)他人には簡単で自分には難しいこと
(b.)自分には簡単で他人には難しいこと
(c.)他人にも自分にも同じくらいの難易度のこと
が何かがわかる。
それによって、スゴイ!と言われることを実現するためには(b.)に注力すればいいと気づく。
つまり、『他人と自分を比べる本能』の意味は『ニッチ(特定のニーズを持つ小規模な分野)であっても、他人よりも簡単に、上手くできることを探す』ためにあると思う。
「私に他人より簡単にできることなんて、何一つない!」
というかもしれないが、その判断は、「その判断だけは他人より優れていて絶対だ」と確信する時点で矛盾してるから、探し続けることをやめる理由にならない。




