努力至上主義→ 獲得された無力感→ 効力感を育てる→ の次に来るのは?
以下のようなことを書いていた本を昔読んだらしい。
自分の読書メモを参照してるので詳細は怪しげだけど。(「無気力の心理学」という本だったようだ。)
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・努力しても目標到達に失敗し続けると、「何をやっても無駄だから何もしないでおこう」という『獲得された無力感』の状態になる。
・ネズミに回避できない苦痛を与え続けると、回避できる状態にしても逃げようとせず、無気力に苦痛を浴び続けることから『獲得された無力感』は証明できた
・この状態から抜け出すためには効力感を育てること。
どうやって効力感を育てる?
・目標の設定を低めにして、成功体験を積み重ねる。
・仲間に教えるとか教えてもらうとか、認め合う事で承認してもらう。
・熟達することを目標にし、熟達に伴う内的満足を重視する。
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これを読んだときは感動して「よしっ!効力感を育てよう!」と低めの目標を実現し、成功体験を積み重ねた。
でも、頭打ちする時はくるし、壁にはつきあたる。
内的満足を重視し、熟達を目指して努力を続け、楽しければ続けられるが。
『結局、これって自己満足じゃないの?』
『自己満足のままでいいのか?』
と自問する時がくる。
結局最後は他者の評価を求めてしまう。
やっぱり『承認欲求・功名心・自己顕示欲・虚栄心・自尊心・野心・名誉欲・外発的動機付け・・・(他にも別名がある気がする)』を満たしたいという誘惑にあらがえない時がくる。
こんだけ類義語があるってことは、人類は有史以来『この欲望』に生きる気力をのっとられ続けている気がする。