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Cランク昇格に向けて

「おはよう、リリーナ。今日はちょっと聞きたいことがあるんだ」


 ギルドに到着したシオンは、いつものように受付のリリーナに声をかけた。昨日の霧の洞窟攻略が無事に終わり、次なるステップを考え始めていた。


「おはよう、シオン君。何でも聞いてください。どうしたの?」


 リリーナは優しく微笑みながら答える。彼女の声はいつもシオンを安心させてくれる。


「えっと、次の目標なんだけど、Cランクに昇格したいと思っててさ。どうすればCランクになれるの?」


 シオンは自分の成長を感じながらも、さらに高みを目指したいという思いを抱えていた。リリーナの助言を聞いて、次の道を切り開きたかったのだ。


「Cランク昇格ですか。シオン君ならもうその時期かもしれませんね。まず昇格のためには、Dランクダンジョンをいくつかクリアしていることが条件よ。それに加えて、モンスター討伐証を集めてギルドに報告することが必要なんです」


 リリーナの言葉に、シオンは少し考え込んだ。討伐証といえば、昨日の霧の洞窟で手に入れたものがいくつかあった。


「討伐証?具体的にはどんなものを集めればいいの?」


「霧の魔石やボスモンスターの討伐証みたいな強力なモンスターのものが評価されやすいですね。シオン君は霧の洞窟をクリアしてるから、もうすぐ条件を満たせそうです」


「そうなんだ。じゃあ、他のDランクダンジョンもクリアして、討伐証を集めるのが近道ってことか」


 シオンはリリーナの言葉を聞きながら、自分の中で計画を立て始めた。次はどのダンジョンに挑むべきか、その選択肢が頭の中を駆け巡る。


「その通りです。推薦が出たら、Cランク昇格試験としてCランクダンジョンを攻略する必要があります」


「Cランクダンジョンか……どんな場所があるの?」


 リリーナは目を輝かせて、シオンにいくつかのダンジョンの説明を始めた。


「たとえば氷結の谷とか暗黒の塔が有名です。氷結の谷は寒さ対策が必要で、暗黒の塔は闇属性のモンスターが多いです」


「氷結の谷か……寒さが強敵になるってことだね。暗黒の塔は、闇の中で戦うのか。結構厄介そうだな」


 シオンは少し不安を感じながらも、挑戦することにわくわくしていた。特に、氷結の谷ではシロンやフォグの能力がどれだけ役立つかを考え始める。


「視覚や感覚を強化するスキルや装備が必要です。フォグの霧操作スキルが、もしかしたら役立つかもしれませんね」


「確かに!フォグの霧操作で視界をコントロールすれば、敵の動きを封じることができそうだ」


 シオンはフォグのスキルを思い出し、戦術的なアプローチを考えた。フォグの力が戦場でどれだけ有効か、次の戦いで試してみたいという思いが強くなる。


「それに、シオン君自身も『剣術』のスキルを習得したんですよね?そのスキルは攻撃力を高めるのに大きく役立ちますよ。特にCランクダンジョンのボス戦では、攻撃力の向上が大事になりますから」


「剣術はまだ初級だけど、最近の戦いでかなり使えるようになってきたんだ。今まで魔物を使って戦わせるのがメインだったけど、これからは自分でも戦えるかも」


 シオンは自分自身の成長を感じていた。剣を振るう力と、魔物たちとの連携。その両方が一体となることで、新たな戦い方が見えてきた。


「ブライアンさんなら、きっとシオン君に合った最高の装備を作ってくれるでしょうね。氷結の谷に行くなら寒さ対策が必須ですし、耐寒装備を作ってもらうといいですよ」


「そうだね、ブライアンに頼んでみるよ。今の装備もかなりいいけど、Cランクにはもっと強い装備が必要だと思うし」


 シオンはブライアンの顔を思い浮かべ、次に会ったときに頼むべきことをリストアップしていた。


「じゃあ、次の目標はCランク昇格試験だね。まずは装備を整えて、挑戦する準備をするよ」


「無理せず、しっかり準備を整えてくださいね。シオン君なら、きっとCランク昇格もすぐですよ」


「うん、ありがとう。これからもよろしくね!」


 シオンはギルドを出て、街へと向かった。

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