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黒石の迷宮3階層

 シオンとシロンは黒石の迷宮3階層に足を踏み入れた。2階層を無事に突破し、徐々にこのダンジョンの特性に慣れてきたものの、3階層は明らかに雰囲気が違っていた。迷宮の壁はさらに暗く、湿気が増し、遠くからは不気味な音が響いてくる。


「シロン、ここからはさらに気を引き締めないとな」


 シロンは静かにうなずき、鋭い感覚を研ぎ澄ますように目を細めた。シロンの「感知」スキルは今まで通り信頼できるが、敵も強化されているはずだ。慎重な進行が求められる。


 最初に現れたのはビッグスライムだ。2階層で戦ったスライムとは比べ物にならないほどの巨大な体を持つ。そのヌメヌメとした体が道を塞ぐように広がっていた。


「こいつか……かなりの体力を持っていそうだな」


 シオンは剣を構え、シロンも前に進み出る。ビッグスライムはゆっくりと動き出し、その巨大な体でシロンを押しつぶそうとするが、シロンの敏捷な動きがそれをかわし、素早く反撃する。シオンも同時にビッグスライムの体に剣を突き立てたが、その再生力は圧倒的だった。


「やっぱり、厄介な敵だな……だが、削り続ければ倒せる!」


 シロンの攻撃が徐々にビッグスライムの体力を削り、シオンの鋭い剣技も加わり、ついにビッグスライムが崩れ落ちるように消滅した。


「ふぅ、なんとか倒したか」


 だが、休む間もなく、次の敵――ダークバグが闇から現れた。黒い甲虫のような姿をしたダークバグは、迷宮の暗闇に紛れて姿を隠し、素早い動きでシオンとシロンに襲いかかる。


「こいつらは厄介だ……シロン、頼むぞ!」


 シロンの「感知」スキルがダークバグの位置を素早く察知し、シオンはその情報を頼りに攻撃を仕掛ける。ダークバグは素早いが、シロンのサポートのおかげでその動きを封じ込めることができた。何度か激しい攻防が繰り広げられたが、最終的にダークバグも倒れた。


「よし、次は……」


 次に現れたのはゴブリンファイターだった。通常のゴブリンとは異なり、鋭い剣を持ち、戦闘に特化している。2匹のゴブリンファイターがシオンとシロンを囲むように動き、連携攻撃を仕掛けてきた。


「これが最後の敵か……シロン、ここは一気に攻めるぞ!」


 シオンはすぐに剣を構え、シロンもその指示に従ってゴブリンファイターに飛びかかる。ゴブリンファイターの攻撃は重く鋭いが、シオンの敏捷な動きでそれをかわし、シロンが反撃に転じる。シロンの成長した力がここで発揮され、ゴブリンファイターを一撃で倒すことができた。


「さすがだ、シロン。ここまで成長するとは……!」


 シオンも続けてもう一匹のゴブリンファイターを仕留め、ついに3階層を突破することができた。


「これで、3階層は突破だな……」


 シオンは周囲を確認し、深呼吸をして気持ちを落ち着けた。シロンも疲れた様子を見せず、静かに佇んでいる。3階層を突破したことで、シオンとシロンはさらに強くなったことを実感した。


□□□□□□□□□□

名前:シオン

年齢: 10歳

職業: テイマー(初心者)

レベル:16

HP: 480

MP: 320

力: 48

敏捷: 64

知力: 80

□□□□□□□□□□


□□□□□□□□□□

名前:シロン

種族: ホワイトウルフ(幼体)

レベル:14

HP: 560

MP: 280

力: 56

敏捷: 70

知力: 42

□□□□□□□□□□


「さて、次は4階層だな……もう少しでダンジョンのボスまでたどり着ける。シロン、まだまだ気を抜くなよ」


 シオンは剣を再び握り、シロンと共に4階層へと向かった。彼らの冒険はまだ続くが、今の二人ならこの迷宮を制覇するのも夢ではないと感じられた。

ご愛読ありがとうございます。

これからも本作品をよろしくお願いします。


また、『ブックマーク』と『いいね』と『レビュー』をよろしくお願いします。


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