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経営者必見!ハラスメント時代の懲戒処分マニュアル!そんな事してないといってももう遅い

作者: 空一

ハラスメント防止法って抜け道多くないですか?

昨今の情勢を鑑みるに、退社させたい人間がいてもなかなか辞めさせるのは難しい。

そのためハラスメントを逆手に取り、組織的にハラスメント扱いし風紀を乱したという理由での懲戒解雇を目指すものである。


まず人事に係る役職持ちは必ず参加する必要がある。

例:社長、人事部長、対象者の課長、対象者の係長など。味方は多いほうが良い。


やり方としては上記の役職で例を挙げると、まず係長に対象を挑発してもらう。やり方なんでもよく、例えば席が正面なら頻繁に咳払いをしたり、対象の周りで足音を立てて動き回ったりしてイライラさせる。あくまでも言い訳が効く範囲で行うこと。生活音で攻撃するのが良い。これは四六時中録音はできるわけないので証拠をとりにくく、もし録音できてもあくまでも生活音なので個人のとらえ方次第と言えるため。暴力や暴言は絶対にNG。

相手が何かしら反応し見てきたり(睨んできたと言える)、真似して音を立てるなどの反撃行動をさせるように仕向ける。席を外し逃げる場合は、頻繁に席を外していると問い詰め逃がさないようにすること。


この時、反応がなく上司に相談があっても自分には聞こえない、そんなのは何にでもいえることだ、大きな声だと思ったら囁かないといけないのかなど極論を持ち出し、取り合わないようにする。

嫌がらせを受けているのではないか、威圧しているのではないかと言ってきても、そんな暇なことするわけない、被害妄想ではないか、そんなことを言っているのは貴方だけだなど対象者のほうがおかしいような誘導をする。

しかし納得するわけがないので、あまりにもひどい場合は対応を考えると言って態度が軟化したように見せかけておきヘイトを解消させつつ一旦様子を見させること。必ず反応するまで挑発行為を繰り返すようにする。


反応後、上司に訴えがあったら周りに聞き調査すると約束する。

対象がやり返したときに近くにいた社員に聞き取りを行い、ハラスメントの裏付けをとる。社員を巻き込めるのが一番理想的だが、巻き込めなくても口裏を合わせれば対象者の課長、係長だけで十分に裏付けになる。


反応があるが上司に訴えがない場合は、しばらく泳がせ何度も反応させて記録を取り、時期を見計らいそのまま社長面談まで持っていくこと。


その後、社長まで報告し、面談してもらう。

この時、過去にさかのぼって重箱の隅をつつくようなことを言うのも有効。係長が対象と違い悪くないという雰囲気を作ることができる。これはあくまでも対象の心象が悪いということを伝えるためなので、かなり前から遡及してよい。

そして裏付けの結果、複数人から訴えが出ているから貴方がしたことはハラスメントに該当する、風紀を乱す行為になると考えることができると伝える。事実はどうあれ、あくまでも公平に聞き取りを行った結果そう判断したということを前面に出すこと。また、聞き取りした具体的な人数や名前は絶対に出さないようにする。


係長の挑発行為については対象しか訴えがないので、数の有利で信憑性がない、一般的な感覚ではないという感じで押し切ること。上司や同僚は自分の味方ではないと思わせ孤立させるのが良い。もちろん社員には係長の行為の裏付けは行わない。万が一、係長にも問題があるとなると話が崩れる。

他がどうあれ貴方に複数人から訴えが出ているのが問題になっているということを強調し、係長の挑発行為は横に置かせて今問題なのは貴方の行為だとし、このままだと懲戒になるということを匂わせる。


その後、おとなしくなったとしても係長の挑発行為を繰り返し行い、相手が我慢できなくなるか精神的に摩耗するのを待つ。自主的に退職すればよし、我慢ができずにストレスを溜めて反応してきたら時期を見て社長面談を行い、貴方がいるとイライラしているのが伝わる、周りのパフォーマンスが落ちる、前回から改善が見られないなど理由をつけ懲戒までこぎつけること。


※フィクションです

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