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Battle 3 (1)


Aに宣戦布告をしてから(してしまったてから)一週間が経った。



あれから、どうしたらAに止められないかずっと考えていた。



もうインターネットで頼む方法は使えない。



となると自分で買いに行くしかない。


それか買いに行かなくても簡単に死ねる方法を探すか。



買いに行く時にAに出くわしたら最悪だ。


そう考え、この前候補に挙がっていた、手首を切って風呂場で浸して死ぬことにした。


さすがにAであっても家まで入ってくることは出来ないだろう。


入ってきたら犯罪だ。



まあ既に他人の配達物をすり替えるという犯罪を犯しているからAならやりかねないかもしれないが。(笑)



しかし、僕が死ぬことを悟られないように顔に出さなければいい。



この前の配達物すり替え事件の時は顔でバレたからだ。



だから僕はこの一週間、嬉しそうな顔を極力せず普通に過ごしてきた。



そして今日、実行に移す。



実行時間は夜。



夜なら水を出しっぱなしにしていても風呂に入ってると思われ怪しまれないだろうと思ったからだ。



今は午後7時。


ちょうどいい。



僕は鼻歌を歌いながらカッターを取り出し、風呂場へ向かった。



Aがやってくる気配はない。



やっと死ねる、!!



あらかじめ風呂に湯を貯めといたのでカッターで手首を切ったらすぐに浸す。


そして湯が真っ赤になると気持ち悪いので、風呂の栓を抜き、シャワーを出しっぱなしにしてつけておく作戦だ。



それにこれには発見されやすいという利点もある。



さすがに一日中水が出しっぱなしとメーターで知られれば、誰かしら(おそらく大家さん)が訪ねてきてくれるだろう。



第1発見者にしてしまうのは少し気の毒だが、こればっかりはしょうがない。



先に謝っておこう。


すまん。




僕は早速手首にカッターを当てた。



少し、血が滲む。



多少の痛みは感じるだろうが、まあ許容範囲だ。



このまま一気にカッターでぶっ刺す。



カッターを持つ手に力を込めたその時だった。




『何してんの?』




……は?



まて、なんでAの声がするんだ?


まさかここにAが……?!


いや、そんなことはない。


あるはずない。


だってここは僕の家の中のはず。



ついに幻聴まで聞こえるようになってしまったのか。



最悪だよ。


まあいい。


僕はそのままもう一度手に力を込めた。




『ねえ。聴こえてないの?もしもーし。何してんの?』




……これが幻聴であるはずがない。


どういうことだ?


カセットテープでも仕掛けられて……




「うわぁぁぁあ!!!」




僕は驚きのあまり腰を抜かし、その場に倒れ込んだ。


なにか仕掛けられているのかと思い辺りを見回し上を見た瞬間、風呂場の天井にAがいたのだ。



天井裏に隠れていたようで、上から僕を見下ろしている。




「なんでっ!ここにいるんだよ!ここ僕の部屋だぞ!?」




Aは得意げな顔をして笑った。




『だから、俺はちょっとすごい人なんだってこの前行っただろ?人んち入り込むくらい朝飯前なの。……まあ今回はお前の大家さんに力を借りたけど。さすがに無断はやべーから』




いやいやいや、この状況もだいぶやばいよ?



てか僕の許可得てないし。



大家さんの許可得る前に僕の許可を得る方が順番的に先なのでは?



それよりも大家さん簡単に許可出しすぎでは?(笑)


あけましておめでとうございます。

投稿日である1月2日。

三が日真っ只中ですが"僕"とAは元気です。(笑)

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