battle 6 (2)
決行は次の木曜日とそう決めた。
なぜ木曜日かって?
そんなのは単純、僕が1番好きな曜日だからだ。
木曜日はとても良い。
だって、あと1日頑張れば休日が来る。
だったら金曜日のがいいじゃないか、という人がいるかもしれない。
いや、違うんだよな。金曜日じゃダメなんだよ。
言語化がとても難しいが、なんていうか、その、あと1日頑張れば!っていう感覚が好きなんだよな。
まあだから厳密に言えば木曜日の夜が好きだ。
今日は火曜日。
今日を合わせてあと3日。
3日で僕は死ぬ。
さあこの3日をどう過ごそう。
特に何もやりたいことは無い。
やり残したこともない。
だからきっといつもと変わらない3日間を過ごすことだろう。
朝起きて学校へ行き、バイトをして家に帰って寝る。
何も代わり映えのない3日間。
そんな代わり映えのない僕の一日を、今日はお送りすることにする。
7:30 起床。
ベッド横にある目覚ましを止め、気合いで起き上がる。
顔を洗い、朝ごはんを食べる。
僕はパンよりご飯派だ。
今日は目玉焼きとインスタントの味噌汁、そして白米という、the 普通の朝ごはんだ。
8:45 大学へ出発。
9:10 授業開始。
僕は大学まで徒歩20分という立地で、一人暮らしをしている。
なので一限があるときでも8:45に家を出れば間に合ってしまうのだ。
15:30 バイト。
言っていなかったが、僕はとある飲食店のキッチンでアルバイトをしている。
やりがいはないが、嫌では無い。
21:30 帰宅。
帰宅後、直ぐにお風呂に入りその間に洗濯を回しておく。
お風呂から上がりご飯を作る。
今日は冷蔵庫の残り物を突っ込んで、ウスターソースで味をつけた炒め物にした。
ご飯を食べ、洗い物をしたらちょうど洗濯が終わる。
洗濯物を干し、ベッドでダラダラする。
23:30 就寝。
こうして今日も、いつもと変わらない一日が幕を閉じた。
───この生活もあと2日で終わる。