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モンスターコア  作者: ざっくん
受験戦争
20/93

14話.カイトvsクイナ 1/14手直ししました。

カイトが『水魔法』で腕輪を変形させた。手首にはめられたリングから前方に30cmほど先まで湾曲した棒が伸びる。カブトムシの角の様に反っており、先端は刺又の様に二股に分かれている。さらに、刺又と違い返しがついておりがっしりと掴めるようになっている。


「やりたい事?随分と余裕じゃねぇか!?舐めプしたって楽しくはなれねぇぜ!」


 クイナはカイトが作り出した異様な武器に警戒心を高める。


「あぁ、面白いもの見せてやる。楽しみに待ってな」


 カイトは変形させた武器(それ)ぐるぐると回しながら距離を詰める。


「まぁ、楽しければ何でもいいぜ!」


 クイナは爪の遠距離斬撃の迎撃ではなく接近戦を望んだ。


(見たことない武器、気にな…、いや、何もさせずに攻め落としてやるぜ!)


 少女は先程の反省を生かし相手の正面への攻撃を避け相手が両手で対応できない攻撃を心がける。さらに、斬撃攻撃を近距離で使い、カイトの手ができる限り自分に触れない様に間合いを管理する。

 それに対し、カイトは形成した武器(それ)をわざわざ手に持って応戦した。近接戦闘のインファイトは射程と武器の差もあり、クイナの方が有利に進んだ。攻防の最中(さなか)カイトの腕が斬撃によって弾かれた。


「もらったァ!」


 少女は右爪を立てカイトの腹をボディブロウの様に突いた。


「グッ…!フッ、」


 カイトはニヤリと笑いクイナ爪に手を重ねた。そこで形成した武器が腕にすっぽりと収まる。


「あ"ぁ?(何だコレ?)」


 カイトの武器はプルプルとした感触でとてもダメージを与えられる物では無かった。さらに武器(それ)は、押せば曲がる程度にやわく、ほんの少しの弾性を備えている。

 次の瞬間、クイナは背中から地面に叩きつけられ、押さえつけられてしまう。ついでに腹まで殴られる。


「ガハッ…!グフッ…!まだまだぁー!!」


 クイナは斬撃を飛ばして抵抗した。それを躱したカイトの隙を突いて跳ね除ける。そして、起き上がりざまに頭を蹴り落とす。同時に『衝撃魔法』を発動させてカイトの頭を思い切り地面に叩きつけた。

 カイトは地を埋もれたことで少女を見失ってしまったた。そこで奥の手である魔法を一瞬だけ発動させる。『空間魔法』と『魔視魔法』である。円状に広がる『空間魔法』の効果範囲に『魔視魔法』を重ねることで、ぼんやりと相手の動きが見える様になる。魔法の範囲を狭めれば、もっとはっきり見えるようになるが、今のカイトではどんなに範囲を狭めても『魔視魔法』を単体で発動した時のように、魔法発動時のマナの変化や、発動後の残滓(ざんし)を見ることが出来ない。しかし、クイナの行動を把握する程度ならば十分である。今のカイトには自身をその尖った爪で突き刺そうとするクイナの動きをはっきりと捉えている。カイトは起き上がり左手を伸ばした。その手に付けられた武器(それ)は再びクイナの肘を捕らえる。そのまま、一部を硬化させて押し返しす。クイナの肘を直角に曲げた時、武器(それ)を硬化させてクイナの手首を逆手持ちで掴む。そして、地面にナイフを刺す様にして落とした。すると、クイナが目に見えない力によって崩れ落ち、地面に叩きつけられてしまう。最後にカイトがトドメを刺して試合が終わった。

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