表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Love Love Thinking  作者: よっぴー
8/19

~じゃんけん勝負!~

Love Love Thinking第7話!投稿時間遅くなってごめんなさい!

「はぁ~…もう学校かーめんどいなー」

ゴールデンウィークが終わった。5日も休みがあったため誰しもが今日の学校をめんどくさく思っていた。それは、杏香や美音、莉央も同じだった。そしていつも通り朝のHRが始まった。

そのとき、柊真は席にいなかった。


「神崎は今日は風邪を引いたみたいで休みだ。」


「えー!ずる休みだろー!」

担任の一言にクラスの男子がそう言った。

美音は自分がバイトをお願いしたから風邪を引いたと思い責任を感じていた。


「ねえねえ美音!今日帰り柊真の家寄ってみない?」


「えぇ…迷惑じゃないかな…」


「大丈夫だよー!友達だし!」


「私も行きます!」

杏香が美音を柊真の家に誘った。美音は少し迷ったが、美音の友達という一言に、行くことを決心した。

そこに、莉央が来て莉央も一緒に行くことになった。

そして、放課後。3人そろって柊真の家に向かった。柊真の家の前に着きインターホンを鳴らした。

38・7の熱があった柊真はインターホンの音を聞き、ふらふらしながらも玄関の扉を開けた。


「杏香!莉央!美音ちゃん!?なんで…?」


「先輩のお見舞いに来ました!」


「お見舞いにきったよー!」

莉央と杏香が言い、3人は家に入った。柊真はフラフラしながらもう一度ベッドに入った。


「せんぱーい!台所借りますね!」

莉央がご飯を作りに行った。美音と杏香は柊真の額に冷えたタオルをのせていた。

しばらくすると、


「先輩できましたよー!」

莉央が料理を持ってきた。クリームリゾットだった。柊真は以前、杏香や美音が全く料理ができなかったため、おそるおそる口に運んだ。


「うまい!!」


「えへへーよかったです!」

莉央はとてつもなく料理がうまかった。その日朝から具合が悪くほとんど何も食べていなかった柊真にとっては絶品の一言だった。ご飯も食べ終え、莉央や美音が片付けをしてくれた。

片付けが終わり3人が部屋に集まった。


「両親とか妹さんはいつ帰ってくるの?」


「今日は親が旅行中で、妹は自然教室で泊まりだから誰も帰ってこないんだ…」

美音の質問に、3人の予想もしていなかった答えが返ってきた。

3人は戸惑いつつも、それぞれ今日1人にしてはおけないという思いがこみ上げていた。


「誰か1人柊真の家に残って看病してあげたほうがいいかもね。」


「い、いや!いいよ!迷惑だし…」

柊真は遠慮気味にそう答えたが、3人の意見で誰かが泊まり込みで柊真の面倒を見てあげることにした。


「私家隣だから私が見てよっか?」


「えー!私も先輩の看病したいです-!」


「そっかー…じゃあじゃんけんで勝った人にしよっか!」


「いいですねそれ!じゃあいきますよー!じゃーんけーんぽんっ!」

じゃんけんで負けた杏香と莉央は帰った。そう、美音が勝ったのである。

莉央は美音のうらやましさに泣きながら帰って行った。美音は親に友達の家に泊まるということにして、1日柊真の面倒を見ることになった。

柊真は美音と2人の空間にいつもならとても緊張するはずだった。だが、あまりにも体調の悪かった柊真は緊張する余裕すらなかった。


「美音ちゃん…ごめんね」


「いいのいいの!私がバイトしてもらったから体調崩しちゃったんだろうし…」

美音はしょんぼりしながらそう言った。


「そんなこと全然無いよ!ただ風邪引いちゃっただけだよ。」

柊真は美音が自分のせいだと思っているのが嫌で、自分が悪いんだと伝えた。

美音は柊真が自分を気にかけていることがわかり、嬉しかった。それと同時に今は面倒を見る側なのに気を遣ってもらって少し恥ずかしかった。


「柊真くん!なんかあったら言ってね!私ができることならなんでもするから!」

そう言って、柊真の額のタオルを替えてあげた。すると柊真はすぐに寝てしまった。

美音は水を取り替えに行った後柊真の部屋でタオルを替えながら本を読んでいた。


チュンチュン…

「あ、あれ?」

美音は寝てしまっていたらしく気がついたときにはもう朝だった。

そしてベッドには柊真の姿はなく、座って寝てしまったはずの美音だったがなぜかベッドの上にいた。

美音がリビングに行くと


「み、美音ちゃんおはよ!昨日はホントにありがとう!おかげで熱も下がったよ!」

そこには朝ご飯を作り終えた柊真がいた。そう、柊真は美音より先に目が覚め、寝ている美音を見てベッドの上に移動させたのである。それを感づいた美音は顔を真っ赤にした。美音の想像の中では、お姫様だっこをしてもらっていたのである。


「今日からオレも学校行くからご飯食べたら今日は一緒に行こうぜ!」

柊真は顔を少し赤らめながらそう言った。


「う、うん。ご飯ありがとう。」

ホントは朝ご飯を作ろうとした実音だったが柊真に作ってもらってしまったことがショックだった。

でも、美音は柊真と一緒に登校できることが嬉しく、すぐに笑顔になった。

朝ご飯を食べ終え、初めて2人で学校に登校したのだった。

今回の話はじゃんけんで誰に勝たせようかすごく悩みました…w

明日第8話投稿します!

読んでくださった方ありがとうございます!ぜひブックマーク登録、評価、感想お願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ