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Love Love Thinking  作者: よっぴー
6/19

~やってきたゴールデンウィーク!~(ゴールデンウィーク編第1話)

Love Love Thinking第5話!

ゴールデンウィーク編です!

5月2日

授業も終わり放課後。明日からゴールデンウィークであるこの日。生徒は皆テンションが上がっていた。


「遊びに行こうぜ!!」


「カラオケとか?ボーリングもいいな!」

など、遊びの誘いが行き交っている。柊真はそれを耳にし、美音を誘うか迷っていた。美音と遊んでいる光景を想像し、顔を赤らめていた柊真。そこに


「しゅーませーんぱい!」


「莉央ちゃん!?どーしたの?」


「しゅーま先輩に遊びの誘いにきました!」


「あーそーいうことか…ん?え!?」

いきなりの莉央の発言にびびっている柊真。莉央は笑顔で柊真を見つめる。


「柊真いいなー。1年生に友達いたんだねー」

杏香がうらやましそうに言った。美音は積極的な1年生を見て先に誘っていれば…と後悔した。


「こんにちは!私1年の小田桐 莉央です!」


「私は花宮 杏香!よろしくね!」


「柊真せんぱーい!遊びに行きましょーよ!あ、よかったら杏香先輩もどうですか?」


「え!いいの?いくいく!」

柊真の意見など聞かず遊びに行く予定が立っていった。柊真はどうせなら…!と勇気を振り絞った。


「み、美音ちゃんも一緒にどう?」


「え、でも私邪魔になんないかな…」

誘われて嬉しい美音だったが、他にも人がいたため周りの人を気にした。しかし


「そんなことないよ!」「そんなことないですよ!」

杏香と莉央が声をそろえた。こうして、ゴールデンウィーク1日目は柊真、杏香、美音、莉央の4人で遊びに行くことになった。

その日の夜、柊真は女子3人、男子1人で遊びに行くという初めての体験を前にしなかなか寝れずにいた。

美音も柊真と遊ぶことにどきどきし、なかなか寝ることができなかった。

莉央は柊真にアピールしようと決心していた。

杏香はマイペースでもあり、明日楽しみだなーとすぐに眠りについた。


5月3日

駅前に集合することになった4人。1番最初に着いたのは柊真だった。ここで、美音を助けたことを思い出しながらも駅前のいすに座った。そこに


「し、柊真くん…おはよ。。」

美音が来た。美音はワンピースを着ていたが予想していなかったかわいさに柊真はどきどきが止まらなかった。挨拶するだけでも恥ずかしかったが、


「み、美音ちゃん!おはよ。に、似合ってるね!」

と、無意識に言うことができた。美音は顔を真っ赤にして照れていた。


「柊真せんぱーい!おはよーございまーす!」

そこに、莉央がきた。少し大きめのパーカーを着て、萌え袖の状態で現れた莉央の女の子っぽさに柊真はどきっとした。


「莉央ちゃんおはよう。あとは杏香だね。」


「なんで杏香先輩だけ呼び捨てなんですか~?私も呼び捨てでいいですよ!!」

戸惑った柊真だったが、うなずいた。


「みんなー待った?ごめーん!」

杏香がやってきた。莉央と美音の服装に心を奪われた柊真。杏香の服装を心して見た。しかし、杏香はあまり普段と変わらない服装だった。だが、柊真はこれはこれで杏香らしいな。と思い少し笑った。


4人がそろい行き先は水族館。女子3人男子1人という状況に周囲の人の目線は柊真に対しきついものだった。柊真もはじめは緊張していたが、


「わーかわいい!!」


「さめでっかーーい!」

などの会話に、堅苦しさは取り払われ、その場に馴染むことができた。

昼食を食べ終え、再び4人で魚を見回っていたが、その途中で莉央の姿が見えなくなったのである。


「2人は一緒にいて!オレ探してくるよ!」


「え、私たちも…」

との声に振り向きもせず、館内を全力で駆け抜けていった。ゴールデンウィークということもあり館内は本当にたくさんの人がいた。そんな中、ピンクの髪、青い瞳を目印に柊真は無我夢中で館内を探し回った。


「え、、ここどこだろう。。みんなもいないし…どうしよう」

涙目になりながら、困っている莉央。莉央は水族館の中で1人浮いているくらいかわいかった。そのため、そこに


「迷子かい?1人なら一緒に回らないかい?」


「知り合いの人探しながら一緒に見て回ろうよ!」

など、多数の男子が寄り添ってきた。莉央はただただその現状が怖くて、震えていた。男子に囲まれていた莉央だったが、莉央の前に誰かが汗だくの茶髪の男が現れた。そう、全力で莉央を探していた柊真である。


「はぁはぁ…あ、あのオレの後輩なんで、やめてもらえませんか?」

周りにいた男子は皆「チッ」と舌打ちをしながらその場を去った。


「し、柊真先輩…なんでここに?」

泣きながらそう言い放った莉央。


「いなくなったから、館内全力で駆け回っただけだよ。見つけられてよかった。」

と。柊真が言った。莉央は泣きながら柊真に抱きついた。抱きつかれるのは初めてだった柊真は顔を真っ赤にした。莉央は汗だくになりながら自分を探してくれたことがかなり嬉しかった。


「みんなのとこ戻ろう!」

といい、みんなのところに戻ろうとする柊真。


ギュッ


柊真はいきなり手をつながれた。


「また、1人になって怖いの嫌なので…手つないでもらえませんか…?」

柊真は照れながらも、


「う、うん。じゃあ行くか。」

といい、2人を探して合流し、帰ることになった。


「今日は迷惑かけちゃってごめんなさい!」


「そんなことないよー!一緒につれてってくれてありがとね!」


「私も楽しかった。ありがとう!」

謝る莉央に、美音と杏香がそうこたえた。美音と杏香は柊真が莉央を探している間ずっと2人でいたので、かなり仲良くなっていた。


「柊真先輩もありがとうございました!」


「う、うん。こっちも誘ってくれてありがとう。楽しかったよ!」

と、照れながらこたえた。

その後家に帰った柊真は、すぐにベッドに寝そべり


「つ、疲れた…」

と、つぶやいたのだった。

だが、まだゴールデンウィークは終わらない…

まだまだゴールデンウィークは1日目!もう少しゴールデンウィーク編が続きます!!

いつも読んでくださってる方ありがとうございます!!

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