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Love Love Thinking  作者: よっぴー
3/19

~転校生とは?~

Love Love Thinking第二話!

「しゅうにい~!今日から学校でしょー起きて~!」

柊真には妹がいた。名前は萌衣めい。中学1年になったばかりだ。

リビングに行くと父と母はいつも通りソファに座っていた。そう、柊真の父と母はラブラブなのだ。


「柊真~!今日から2年生か~!今年もちゃんと学校行けよ~」

父が言う。朝はあまり得意ではない柊真は適当に返事をした。


「しゅうにい~!途中まで一緒に行こ~!」

萌衣は柊真が大好きだった。柊真は妹をとても大切にして過ごしてきた。それに惹かれたのだろう。

学校に向かい、萌衣と離れた後美音に出会った。


「柊真くんおはよ。この間はありがとう。けが大丈夫?」

春休みの不良集団に絡まれた後、柊真に会うことがなかった美音は、そう言った。

柊真はお礼より美音に話しかけられたことが嬉しかった。


「大丈夫大丈夫!助けられてよかったよ」

少し顔を赤くした柊真はそう言った。同じクラスだった2人はそのまま2人でクラスに向かった。


「柊真くんと2人で登校…」

笑みを抑えられず、にんまりとした表情で美音がつぶやいた。そう、美音も柊真に惹かれていたのである。


「なんか言った?」

柊真が効くと、美音は少し慌てながら


「な、なんでもないよ…」

と。クラスに着くとこれまた幼なじみの友達の影山かげやま 離夢りむに話しかけられた。


「おい柊真。おまえ不良集団から美音助けたんだよな?やるな…」

と、なぜかそのことを知っていた。


「何で知ってんだ?」

と聞くと、離夢も止めるか迷っていてその場にいたらしい。おまえも止めに来いよ…と頭の中で考えたが、柊真は言葉を押し殺した


キーンコーンカーンコーン


鐘がなり、担任が教室に入ってきた。担任の後ろに女の子が1人着いてきた。みんながざわざわしている中柊真だけはただただ唖然としていた。


「花宮 杏香です!転校してきました!よろしくお願いします!」

元気よく挨拶する杏香。みんなはかわいい笑顔の杏香に見とれていた。

柊真は目が合わないようになぜか視線を窓の外に向けた。

担任が席の場所を指定したが、その場所はなんと柊真の隣だった。焦る柊真、迫ってくる杏香。そのとき


「あ!柊真だー!」

そう言いながら柊真の手をつかんだ。柊真は照れつつも


「杏香ちゃんって転校生だったんだね…」

と言った。教室の男子からはうらやましそうな…にらまれているような…そんな目で見られていた。

幼なじみの離夢も例外ではなかった。


「これからよろしくね!」

とびっきりの笑顔で柊真を見た。柊真は顔を真っ赤にしながらも


「こ、こちらこそ…」

と答えた。それを美音はうらやましそうに見ていた。


これから杏香をクラスに交えた柊真の高校2年目の物語が始まっていく…

次回からは登場人物も増え、本格的に学校生活が始まっていきます!

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