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異世界でネトゲに埋もれた者達  作者: Spell
Story 1 MMORPGに似た異世界物語
9/25

第9話 Survival Game

大会開催まで残り…

10!9!8!7!

心が揺れる、緊張して俺の腕は振るえる

心拍数もどんどん上がる

時間が過ぎるほど激しい闘いが襲う

6!5!4!

残り4秒以内に俺の心の整理を完了させないと

俺はすぐロストされる

躊躇や不安は負けのしるしだからな

いそいで緊張を和らげるために

俺は深呼吸をした

3!2!

この残り1秒で全てが始まる

いまごろ霧男も緊張しているころだろう

それはみんな同じだ

だからみんなが緊張している今こそ俺から踏み出さないと

優勝は難しい

1!

だから、俺は何も考えないでただ無心の状態で

闘う事を決意した

0!

この瞬間全てが始まり

72人の争いが始まった

まずこのバトルフィールドの大きさは6平方キロメートル

この戦いはHPが0になった場合はロストされ

敗北部屋に移される

そして制限時間は50分

制限時間に間に合わなかった場合は

一番討伐数が多く

一番HPの残りが多い方が優勝という仕様となる

ちなみにヒーラーみたいな回復専門でも

攻撃魔法があるため闘いはほぼ差別なしの闘いとなる

あとはプレイヤーのバトルテクニック次第だ

俺は最近買った光の剣(レベル34性能なので30の性能へシンクされる)

と炎の盾を持ちながら

俺も闘いのフィールドへと駆け出した

うごいている最中に後ろを突かれたりしたらやばいので

警戒スキルを利用するのが優先的だ

だから俺は警戒魔法のアイズマシンを発動させ

周りを警戒したのち目の前の冒険者を斬る

「うぉおおおお!!」

俺は叫び声をあげながらこの冒険者目がけて斬る

こいつは前ドラゴンと闘ったときに後衛で参加していた剣術士だった

俺と同類のタイプだった

なので互角に攻撃を発動する

俺が斬ってダメージを2割削りすると

こいつも反撃して俺の腹を狙ったが

俺はもうこの手の戦略は慣れていたため

瞬時に避けることができた

そして、俺はこいつに隙ができるのを狙い

光の剣の技、ホーリーブレイドを発動させた

「うぉおおおお!!」

無限の光が刃物のように鋭く大きくなり

この冒険者を倒した

「うぅうわああああああ!!」


そのころ霧男は

俺と同様に警戒スキルを発動させ

遠くにいる格闘士に目がけて

ショットマシンという技を発動させた

「ふん…!甘いな!」

なんとこの格闘士はかなりの警戒魔法を持っており

遠距離攻撃対策もしっかりしていた

この格闘士が霧男に目がけて

アタックショットを発動させ霧男のHPバーが3割も減ってしまった

「くっそー!痛てぇじゃねぇかあ!!」

霧男は反撃するために

大ジャンプというアビリティを発動させ遠くからフルオートマシンという技を

瞬時に発動させ、いくつもの弾丸が格闘士にぶつかる

「う…うわああああ!!」

どんどんHPが削れとどめは霧男が引き金を引いた

そしてこの格闘士はHPが0になりロストした

それと同時に霧男の玉数が切れたため

1秒の隙もなくマガジンの取り換えをして

再び冒険者を狙う


「さぁさぁ只今生き残っている冒険者は53名、そして制限時間はあと43分です!

まだまだこれからですよー!!これより回復アイテムをそれぞればらばらの所に設置しますので

使ってください!もちろん早い者勝ちですよ!」

アナウンスの声が五月蠅いほどに響きわたりその情報は俺達すべての冒険者に

伝わり理解と招致を招いた


俺はHPが今のところ少ししか減っていないため

回復アイテムは取りにいかなかった

むしろ回復アイテムとってる隙に狙われるかもしれない

そんなことになったら本末転倒だ

だから俺は回復アイテムはあえて取らないことにした

だが、そんなことをしらずにアイテムをとろうと油断している冒険者がいる


(さーて回復アイテムでHP回復するぜー!)

すると俺の予想通りその瞬間を狙っていたかのように

銃撃士や弓術士が冒険者のHPを0にした

「うわああああああ!!引っかかってしまったああああ!!」

そう言いながらまた負けた者が現れた


俺はその姿を少しだけ眺めていた

だがこの少しの油断が命取りになってしまった

「うぉおおおおお!!」

なんと後ろから剣術士と格闘士が同時に襲い掛かってきた

そして二人同時に技を使われた、しかも大技を

すると俺のHPが一瞬で50パーセント程度にまで減ってしまった

「なにすんだよ!」

俺も瞬時に反撃するが

その隙をついたかのように俺のHPを削ってった

「とどめだぁぁぁぁぁああああ!!」

そしてとどめの技を使われ俺のHPは0になり

負け部屋へあっけなく移動することになった

やっぱ世の中甘くねぇな

後は、霧男を応援するか


一方そのころ霧男も苦戦していた

あまりにもテクニックと反応がうまい奴らがうようよといるためだ

霧男のHPももうあと4割程度しかなかった

「やべぇ、俺負けるかもな」

今闘っている相手は俺が殺した剣術士だ、

なお格闘士の方の奴はついさっき油断して即死したらしいが

「ふん、おとなしく負けろ」

そう言いながら剣を振る降ろしたが

その瞬間霧男はそれを狙っていたかのように

東へ避けてまた飛びながら弾丸を飛ばしまくった

「ふん!こんな弾切ってやる!」

だがこの剣術士も負けずと抵抗する

この弾丸をなんと片手剣一本で一刀両断してしまったのだ

なんとこいつはそんな技まであったのだ

これじゃあ勝てるわけがない

しかも警戒スキルも高くAGIも高い

だからもう勝てっこない

霧男は唖然としながら

「ふん…!消えろ!」

HPが一気に0になり霧男も負け部屋に移動することになった


「さぁさぁ残り人数はあと17人!残り時間はあと22分です!果たしてどうなるのでしょうか!」

アナウンスの声がまたうるさく響きそして拡散する

そして冒険者共もだんだん険しく激しくなる


一方そのころ焔心さんはまだ生きていた

HPもまだ4割程度しか削られていない

彼女の両手剣のエクスカリバーは最強の剣だが

レベルシンクのためレベル30程度の装備品になってしまったのだ

それと言い忘れていたがレベルシンクは一時的な事でこの大会が終わったらすぐ

元に戻るのでそこはご心配なく

焔心さんはレベルや武器が弱くたって

闘いの技術は最強だ、多分このままだと彼女が優勝するだろう

彼女は今、俺と霧男が負けた剣術士と一対一でタイマンしている

両手剣を振り、そして斬って避けて

また反撃され避けて戦う

剣術士は1秒で12回剣を振ることができる

そして焔心さんも1秒で8回両手剣を振ることができる

そしてたった1フレームも油断できない避けチャンバラがあれからかれこれ50秒は経過していた

「く…なかなかしぶといな…!君は!」

「そっちこそ強いぜ!」

剣を剣で撃ち避け撃ち闘う

「そろそろ終わりだよ…!」

焔心さんは一瞬の時間の隙も譲らずとっておきの技を出した

それと同時にこの剣術士も究極の技をだし

この二つの技が重なり合い爆発した


霧男もこの負け部屋に転送された

「くっそーあの剣術士強いんだよ!」

「あいつか、俺もやられたよあの以上に強い剣術士とあと格闘士に」

この負け部屋に50人以上もう人がいて

焔心さんはまだ生きていた

「なぁ見ろよ、霧男、焔心さんすげー強いぜ」

「あぁ、ステータスだけじゃなくてすべての事が強いんだよなあの人は」

「そうだな」

そう、この負け部屋はそれぞれのプレイヤーの観戦ができる

だから一人一人の行動をみることができる

「おい見ろよ、あの剣術士が焔心さんにやられたぞ!」

「まじか、やっぱすげーなー」

その瞬間あいつが転送された

「くっそおおお!焔心さんに負けたぁああああ!!!」

「まぁまぁ落ち着けよ、焔心さんは異世界のことを知り尽くしているベテラン冒険者なんだからさ」

俺はこの剣術士を慰めた

「そりゃあそうだけどよ!納得いかねぇよ!」

俺もこいつにやられて納得いかねぇ

「お前も十分強いじゃねぇかなぁ名前なんていうんだ?俺は北川哲だ」

「ふん!俺の名は獣筋審藩(じゅうきん しんばん)だ!」

「そうか、カッケ―名前だな!」

「そうだろ!」

なんかいい感じに仲良くなってるような…まぁいいや


「さぁいよいよこの戦いもクライマックスになってきました!残り時間は10分です!

そして生き残っている人はあと5人だけです!さぁどうなる!」


残り10分を切った時

焔心さん達にとって本当の闘いが幕を開けるのだった

これは5人生き残った最強クラスの者たちの

果てしなき闘いが今始まる

そう、ここからが本当のバトルだったのだ

果たして、焔心さんは優勝することができるのだろうか…


続く

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