プロローグ
「「まおちゃん誕生日おめでとうー!」」
「わーい!パパ、ママありがとー!」
たくさんの料理を食べて最後にケーキを食べて幸せそうな顔をしている娘を微笑ましく見つめて笑っていると夫に頭を撫でられた。何故だ。解せぬ
今日は娘の三歳の誕生日だ。他の人にはどうったことなくても私と夫からしたらとても意味のある誕生日。私と彼が出会って六年。まおを産んで三年。結婚して一年。え?おかしいって?まぁしかたがなかったんだよいろいろあって順番が逆になっちゃっただけで…それ以外は…うん。普通だよ
ご飯を食べ終わって三人でソファに座りゆっくりしていると突然何かを思い出したようにまおがにっこり笑った。
「ねぇ。どうしてまおはここにいるの?どうして?」
笑顔でそんなことを聞いてくる娘に思わず苦笑いした。どう答えていいかわからず夫のほうを見ると彼は笑って娘の頭をぐりぐりと撫でた。
「どうしてかぁ…まおもそんなこと気になるお年頃になったんだね」
ちらりと夫のほうを盗み見るとにっこり笑ってこっちを見ていた。これは…話せということだろうか。うーん…まだまおには早い気もするけど…確認するようにもう一度夫のほうを見るとやっぱり和やかな顔で笑っているので覚悟を決めてまおに笑いかけた
「そう…だね。知っとかないとだもんね。まおの生まれた理由…そうね。じゃあちょっと昔話をしようか。パパとママの昔話」
「うわぁーい!してして!」
ぱちぱちと手を叩いて喜ぶまおに笑って、私は彼と会った日のことを話し始めた。
やっとプロローグが書けました…うぅ。長かった…これからもがんばって投稿していこうと思うのでよろしくお願いします。