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Monster bloods life [吸血鬼少女の楽しい?私生活]  作者: 鳥兜、花言葉は宣戦布告☆
最強と最凶、魔王と魔帝
22/22

第十三幕 雪辱報復戦開始

更新遅れてすみませんでしたぁ~!!

詳しくは活動報告で説明します!

「もうここまで来たのか・・・・思ったより速かったな」

べリアルがグラムに告げる。

「べリアル、あんた一体なにを考えているんだい!こんなに人間界に悪魔どもを解き放って・・・」

町は、べリアルが解き放った悪魔達で溢れかえっていた。

耳を澄ませば、そこらじゅうから人達の絶叫や怒声が聴こえる。

まるで、この世の終わりを感じるような叫び声もある。

「お前と初めてあった時に言わなかったか?」

「晩餐の時………人間界に溜まりに溜まった人間を食い尽くす……」

「そうだ、その時が来たのだ」

「そうか……だけど、それはやらせないよ!」

大剣を抜き、べリアルの喉元に突きつける。

べリアルもまた、右手がもつ剣を構える。

「おまえは……相も変わらずそればかりだな…人間の何がそんなに良いのやら…!」

爆発音が響く、その正体はべリアルとグラムの踏み込みだ。

人外同士の、人智の及ばぬ殴り合いが今、再び始まった。














城助は自身の弱さを悔いていた。

いざ!と言うときに、彼はあの暴君べリアルの雄叫びに気圧され、腰を抜かしてしまった。

悔しくてたまらなかった、ハイルを守ると決意しておいてこの様だ。

彼女の傷自体はなんとか治った、悪魔の回復力はやはり馬鹿にならない。

「クソ!クソ!クソ!俺は……俺は!」

自身の拳を地面に叩きつけ、後悔を口にする。

「城助…もういいよ、過ぎた事だしさ」

「でもよ!俺のせいで、おまえは」

「ううん、あれは城助の支援ありでも無理だったと思うよ」

傷がふさがり、血を出さなくなったハイル。

まだ痛みの方は残っているのか、立ち上がろうとするが、ふらついてしまう。

「ハイル!無茶するな!」

「無茶じゃないさ、城助だって…暴君あいつに勝ちたいでしょ?」

一瞬城助は、ハイルが何を言っているかが解らなかった。

だがすぐに理解する、彼女はまだ敗北を認めていない。

彼女のは、まだ、燃えている。

「ハイル……」

「さあ城助!雪辱リベンジといこうか!!」

ふらつくハイル、だかふらついてはいたが、城助にとってはとてもたよりがいある、雄大な姿だった。








廃れきったまるで世紀末な景色は、人の生きる気力を奪い取る。

魑魅魍魎ちみもうりょうが動き回り、悪魔が人を食い殺していく。

道は血で汚れて、空は悪魔の大群で黒に染まっている。

駆け抜ける白と紅い烈風かぜ、交差する烈風は暴君べリアルの元へと悪魔を蹴散らし突き進む。

ある悪魔はそのスピードで轢き殺され、またある悪魔は斬り殺され、またある悪魔は原型残さず消え失せた。

その二つの烈風の前に立場だかるは巨大な悪魔サイクロプス。

白い烈風が右に、紅い烈風が左に曲がる。

サイクロプスを無視して二つの烈風はビルの中に突き進んだ。

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