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先の見えない暗闇


 あれから数日が過ぎたけど、何も変わることはなかった。良くもなってないけど、悪い方向にはいってない、ただそれだけ。まるでこの前の交渉なんて元から無かったかのように。

 

 ……どうすれば話を聞いて貰えたんだろう?何をしたら、どう行動したら耳を傾けてくれたのかな。……誰か教えてよ。……もう、わかんない。正面から懇願してもだめで、交渉も無理。わざとじゃないけど、感情的になってもだめだった。僕が間違ったのはやり方なの?……それとも、莉亜を助けるのは許されないことなの?考え方自体が間違ってるの?あんなに優しい人が、無実の罪を被るのが正解なの……?


 ……もう嫌だよ。自分の考えまで否定しちゃう。そうしたら壊れるって、頭の片隅ではわかってるんだけど。でも、その思考をやめられない。……僕は、どこから間違えてたんだろうね。思い返すと、失敗したことがいっぱいあったなって。どれか1つでも判断が違えば、こんなことにはならなかったかのかもしれない。そう思わずにはいられない。過去に縋るなんて馬鹿みたいだけど。でも、今はこれからに希望なんて見つけられない。過去の方が、少しは望みがあると思うくらいには。


 ……僕は僕自身を許せない。莉亜の今置かれた状況に、少しでも僕の責任があるのならば。一生憎んでやる。莉亜の味方なのに、何も彼女にしてあげられなかったから。


 弱くて卑怯で臆病者で。馬鹿で考えなしでおかしいと。僕が悪いって誰かが決めてくれれば。……そう罵ってくれたらどれほど楽になるだろう。


 いくら考えても、答えが帰ってくることはなかった。ただ、生活するだけ。息が苦しくなるような日々を過ごしていくだけ。

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