罪には罰を《・・・・》
「あの方の名前を、あなたが呼ぶなっ!!!」
セレスティア様のことを、穢さないでください。
どうして、そんなことができるんですか?
セレスティア様はあなたに傷つけられたんです。
今更気づいたって遅いんですよ。
偽善者になりたいんですか? 謝って許されるとでも思っているのですか? もうセレスティア様は何も覚えていないのに。もう過去は変えられないのに。
私はあなたが偽善者になることすら許しませんよ。そんなのあなたに都合のいいだけでしょう。
私は、もっと苦しめる予定だったのに、 レオン殿下の左胸を深く刺していました。
これくらいでは足りないのに。いくら苦しめてもセレスティア様の苦しみには届かないのでしょうけど。それでももっと苦しみを理解させればよかったかなと感じます。でも。セレスティア様の名前を言われるくらいなら殺した方がよろしいですね。
目の前のレオン殿下はもう動いていません。息もしてない――生き返ることはないでしょうね。
私はずっとあなたのことを呪い続けます。人を傷つけて、その罪すら理解できない人間が幸せになる資格などないのですよ。……地獄に堕ちてください。
……セレスティア様が知ったら悲しみますよね。私は、セレスティア様の愛する人を殺めました。あの方なら、きっとレオン殿下を庇ったことでしょう。
――罪には罰を。
私自身も例外ではありません。あの方に許されないであろうことをしたのですから。それに、貴族を2人も殺した平民が生きれるわけないですしね。……私も地獄にいくでしょう。……セレスティア様とはお別れですね。
それでいいのです。こんな穢れた人間はあの方に触れるべきではありません。
私は、ポケットにある小瓶を取り出しました。
レオン殿下に飲ませた回復薬ではなく、毒です。
セレスティア様も飲んだことのある特別な毒。
幸せに過ごしてくださいね。
さようなら、セレスティア様――
作者の夜月海歌です。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
拙い文章だと思いますがそれでも最後まで見届けてくださったこと、心から感謝いたします。
もしよろしければ、評価や感想をいただけるととても嬉しいです。評価や感想が増えていると飛んで喜ぶような作者なのでぜひ気軽に入れて頂けたらと思います!1文とかでもすごく嬉しいですっ!!
話は変わりますが、本日より新作の連載も始めました。悪役令嬢ものではありませんが、本作を楽しんでくださった方には、きっと刺さる部分があるのではないかと思っています。作者のリンクから飛べるのでぜひ確認してみてください!
またどこかでお会いできましたら幸いです。
改めまして、本当にありがとうございました。
この物語が、あなたの心に少しでも残りますように。




