表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ガールズバーのかわった客

作者: 神崎玄

大阪は日本橋に、かつてA学園というガールズバーがあった。

そこで聞いた話。


日本橋にはたまに世間一般の常識にとらわれない人が現れる。

その人は、「セーラー服おじさん」と呼ばれる、ごくたまに見かける変人だった。

何せ、還暦はとっくにすぎた外見で、女子高生のようなセーラー服を着ているのだ。

そして、頭のてっぺんは禿げ上がり、両側の髪の毛をツインテールのように結んでいる。


ある時、A学園にその「セーラー服おじさん」が現れた。

特になにかあるというわけではないが、異様である。

そして、誰もその髪型の話題に触れようとしなかった。センシティブな話題に思えたからだ。

しかしついに一人の物怖じしないキャストがその話題に切り込んだ。

「その髪型、何と言うんですか」

するとセーラー服おじさん、にっこり笑って答えた。

「サニー・ツーサイド・アップ」


※サニー・サイド・アップとは目玉焼きのこと。

 ツーサイド・アップとは頭頂に近い一部の髪を左右で束ねた髪型のこと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ