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恋して幽霊  作者: 桜樹 愛海
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幽霊くん誕生日!!〜千里&紗夜version〜

千里の優しさで1人の不登校の男子を助け、恋をしていくストーリーです!文章が変な部分沢山あると思いますがよろしくお願いします!

高校生の日常のある一日…

高校せいの辛いとこといえば、汗をかく体育や、頭を悩ますテストがあることである…プラス今日は日直だ…最悪な日だ…

「ねぇ千里?千里は、優秀じゃん少なくとも私よりかは、テストとか嫌にならない?私はものすごーく嫌だよ?」

「嫌に決まってるじゃん…でも体育よりマシよ?」

体を動かすことが好きな紗夜に対し頭を使う方がいいと断言する千里真逆の2人だが親友である…

こんな会話をしながらも今体育に向かう途中であった…

「はぁ、今日も体育か…」

ダラダラと喋りながら体育館に向かうため渡り廊下を歩いていた…そんな時

(ガラ…)

窓が開く音がした…窓の空いた方を向くと…

(え…?)

カバンが飛んできた…

「千里危ない…避けて!」

そんな紗夜の声に反応し振り向くと目の前にカバンが飛んできていた…

(時は遅かった…)

「いっててて…ちょっと!誰よこんなとこにカバン投げたの!そもそもカバンって投げるもんだっけ?」

カバンと一緒に倒れ込んだ千里へ駆け寄り…

「千里大丈夫?打撲してるじゃん!保健室行こ?」

その声と重なり足音が聞こえた…飛び降りる足音と「カバンどこいった?」という声だった…その声や足音に紗夜が足音の方へ行き文句を垂れていた…その間私はあまりの衝撃に腰を抜かし経つことも出来ずにずっとふたりの会話を聞いていた…

「ねぇ、あんたがぶつけたんだからあんたが責任もって千里を保健室まで連れて行って!」

と、強気な口調で言う紗夜に向かって(ちっ)と舌打ちをしながら私の方へ向かってきた…目の近くに当たったこともあり、目がぼんやりとしていて顔までは、はっきり区別出来なかった。その男らしき人に抱き抱えられ連れていかれる…

「失礼します…先生。すみません…俺の不注意で、けが人が1名でました。見て貰えませんか?」

という声だ…(見て貰えませんか?ってことは保健室かどっか?)そう推測できた…

「そこのふたりは授業に戻りなさい…私が見てるから大丈夫よ。」という声と共にベットに連れてこられ…横になった…私はあの時の衝撃と疲労で、2時間近く寝ていた…

目が覚めるとぼんやりしていた視界がはっきりと見えるようになっていて、周りを見たらもう夕方になっていた…私はやってしまったという心と反面ラッキーっと思ってしまった…少しすると…

(ガラ)

ドアが開く音ともに私の名前を呼ぶ声がした。

「千里~迎えに来たよ~」

私は安心して、急いでベットから降り、紗夜と言いながら飛びついた…紗夜は安心したように顔をうっとりさせて、良かった元気そうで…と小さな声で言った…

紗夜と無事再開し先生にお礼を言ったあと、1つ質問した…

「先生?私をここまで連れてきてくれた人誰ですか?目の前がぼんやりしてて誰かわからなくて」

すると…

「あなたたちと同じクラスの鈴木っていう男の子だわ…」

と言われお礼を言うのとついでに謝ってもらおうと、その同じクラスの鈴木くんを探そうと教室まで向かった…教室には誰もおらず…私たち二人だけであった…

「ねぇ千里、座席表に書いてあるんじゃない?鈴木くん覚えてれば明日いえばいいと思うよ」

千里は、さやのその意見に乗っかり座席表を見ることにした。

「え?あの席だよね…あの席の子1度も見た事ないけど会ったこともないし…」

千里は、少しヒヤッとした…1度も会ったことない人とあったと思うと少し寒気がする出来事だった…あまりにもいないように毎日を過ごしていたせいか名前も顔も知らなかった…その日は千里が日直で…クラスの様子のとこは紗夜に聞きながら書いていた…欠席の欄どうしようかな?欠席でいいんかな?でもあそこであったし…そんなことを考えつつ紗夜に聞いてみた…

「ねぇさや…鈴木くんだっけ?欠席扱い?」紗夜は自信がなかったため先生に聞くことをおすすめしてくれた…

「わかった聞いてくる!ちょっと待っててね」

そう言いながら教室を出た、職員室につき先生に聞いた…

「私のクラスの鈴木くんなんですけど…」と、聞くと、先生は驚いた顔で話し始めたのだ…

「先程は申し訳なかったね…鈴木がぶつかったみたいで…すまなかった。」

そんなことを言いながら先生は頭を下げた。

(あたふた)

「頭あげてください先生…それはもう大丈夫ですから!それで今日は会いましたが欠席扱いですか?」

そう聞くと先生が悩む表情を見せた。

「そうだねぇ早退とでも書いておいて貰えたらっと思うが…鈴木の話聞きに来てくれてありがとな…」

優しく庇う先生に対し、私は鈴木くんにもう一度あって、お礼と興味が湧き会ってみたいと思った。

「先生!鈴木くんのこともっと詳しく知りたいです…なぜ学校に来てないのか、友達になれるのか!私たちに何か出来ることあるか知りたいです!」

「後日でいいかな?千里さん。」

職員室ではそんな暖かく、モヤモヤするような話をしていた…さて、教室では…


教室では…

紗夜が何かを考えているようであった…

(明日みんなに聞いてみようかな?知ってる人がいるのかどうか…)

そんなことを考え1人教室でゲームをしていた…

そこに話し終わった千里が帰ってきた…どうだった?と紗夜は聞く…少しモヤモヤし、何かを考えているような険しい顔をしていた。

「早退でいいんだって…」

千里は早々日誌を書き終わり、紗夜と下校した。


千里ハウス

紗夜と千里は、近くで人地域を超えたとこにいた…歩いて行ける距離だ…途中の道で紗夜と別れ、まっすぐゆっくりと何かを考えながら家に帰った…

「ただいま…」

いつものように覇気がない千里にお母さんが少し心配そうな表情で問いかける…

「千里?何かあったの?」

「いや別に特にこれと言ったことはないよ、大丈夫!」

話せなかった…まだどんな状況なのかもわからない不安定な情報は話せないし、話していいものなのかもわからない…言えない…

頭の中は鈴木くんのことでいっぱいだった色んな意味で…口数がいつもより少ない千里を心配する親2人だが、お兄ちゃんはそうではなかった…

「そういう時期なんじゃね!色んなことに興味が湧く時期…しゃあねぇよ!ほっとけ」

そんなことを言っていたのも耳に入らないほど没頭して何かを考えていた。

お風呂も入り、寝る準備も整い、寝れるのに眠くなく目が冴えてる…でも、眠りにつかなくてはと思い目を閉じ明日を迎えた…


紗夜ハウス…

千里と同じように…一本道で別れて千里に手を振ろうと振り返るが千里はいつもと違って後ろを振り向いてはくれなかった…上げかけた手をおろし、とぼとぼと、家へ向かう…その時は紗夜も、千里のことを考えつつ少し明日のことも考えていた…

(明日…鈴木くんのこと学校で聞いてみようかな?知ってる人いるのかな?)と、いくつもの疑問が出てきてしまい考えれば考える程沢山でてきた…紗夜は考えるのをやめ、最低聞きたいことをリストアップしようと、張り切って小走りで家に帰った…

家では珍しく、急いで帰ってきた紗夜に、驚いた様子でお母さんが声をかけようと紗夜?と呼びかけるが聞く耳も持たず自室に飛び込んだ…お母さんは、心配する反面安心したような表情をうかべた…

(きっとなにかやりたい事が見つかったのね!なーなーで高校生活終わるよりも良かったわ)

そんなことを考えて夕飯の支度を嬉しそうな笑みをこぼしてしていた…

紗夜は自室に飛び込むと、メモ帳を取りだし、鈴木くんへ聞きたいことをリストアップして、書いていた。

「明日、千里にも見せよ!見せて一緒に話を聞いてもらお!」

考えてることが声に出てしまっていた…そんな紗夜の部屋を耳をすまして聞いている父と母…ふふふっと笑いながら今日はいい日になりましたね…と二人で話しながら少しして紗夜をご飯に呼び、ご飯を食べ、寝る支度を済ませ自室に戻った…

今日の千里と言い、鈴木くんというよく分からない人も出てきて頭がおかしくなりそうで寝ようにも寝れなく目が覚めてしまっていた…紗夜は寝れないことを理由にゲームをし、夜明けまで遊んでいた…まぁいつものことだろう…


次の日…

朝は千里が、紗夜を起こしに行くのがルーティンだ。

(ピーンポーン)

「すみません。千里です」

「いつもありがとうね!今開けるわね!」

という申し訳なさそうなお母さんの声とともに鍵の開く音がした…

「お邪魔します!お母さん紗夜の部屋、上がります…」

そう一声かけて2階へ上がった…

「紗夜、起きて!遅刻するよ!」

と言いながら揺さぶり起こす…たまに揺さぶっても起きない時はお弁当に少し多めに入れている保冷剤を顔に当てると1発だ…でも今日はすんなり起きた方だった…

「ちょっと…紗夜…目の周りくまだらけ…お化けみたいになってるよ?」

紗夜はそんなことを言われても信じずに嘘だと言いながら顔を洗いに洗面所まで歩いた…着いて鏡を見るやいなや

「わ~!!なんじゃこりゃ!」

大声で叫んだ…

「ねぇ千里千里…どうしたらいいの?このくま隠せないかな?隠れる?」

千里は、クスッと笑ってとりあえずやる事やって時間あったらね…と少し意地悪げに話した…「急ぐね」と言い覚醒したかのよに素早く行動し始め、思った時間より5分も早く終わらせてしまったのでくまを隠して家を出た…

「いってきまーす!」

紗夜と千里は、昨日のテレビの話や、次のテストの話体育の話などをして、賑やかに教室まで向かっていた…

教室に着き、自分の席へ向かってカバンを置いた…ふぅと腰を下ろしたあと紗夜は隣のクラスメイトに早速聞いた…

「ねぇ?鈴木くんって知ってる?」

紗夜の周りの席の人は首を振って知らないと答えた…やっぱり知らないんだ…少しやはり怖くなりつつあってヒヤッとしつつ授業を受け、順調に昼休みになった…紗夜はどうしても何かしらの情報を得たくクラスのみんなに聞いてしまった…

「ねぇ?鈴木くんって知ってる?知ってたら教えて!廊下側の1番後ろの席の子なんだけど…」

やはりみんな知らなかった…そんな時クラスメイトの男子が茶化す様な言葉を投げた…

「1度も見た事なくて席があるってことは訳あり?もうこの世にいなかったりしてな!なんつって」

ふざけてそんなことを言ってた男子に向かって紗夜が何かを言いかけるが、それを上回る声で千里は

「なんでそんなことが言えるの鈴木くんの何も知らないで最低…偏見なんて最低だよ!」

なかなか怒らない千里も、さすがに怒った…

ついでに紗夜も怒られた…

「紗夜も紗夜だよ!良くも知らない人をクラスのみんなに聞く方がおかしいでしょ知りたければ先生に聞けばいいじゃん」

怒りと悲しみが入り交じりイライラする…

クラスの男子は、千里のあの言葉にカチンと来たのか…余計ふざけたようなことを言い出した…

「生きてるかいないのかもわからないやつは幽霊だ!鈴木くん命名幽霊くん!いいよな?」

そんな声がけに周りは反応しクラスではその、幽霊くんが定着していきそうであった…

クラスにいるのが辛くなってきた千里は、クラスを抜け出し、職員室へ向かった…今起こっていることを説明し、鈴木くんのことも聞こうと話した…先生はいいんだそれでも…彼はその道を選んだのだから…と、少し諦めを感じる言葉遣いであった…

「先生!私…鈴木くんのこと知りたいです!教えてください!」

そう言って頭を下げる千里を見た先生はうるっと来たのか目をこすりながら言った…ありがとう…と…

千里はその後先生と2人っきりで、今まであったこと、これからどうしていくのかや、悩みなど話せる範囲で話してもらった…簡単に話すと…

(鈴木くんは、中学の頃からたくさんの嫌がらせを受け、精神安定しないため人を避け夜に登校し受講して帰るそうだ…人と会いたくない理由は、怖いから、クラスに行きたくない理由がみんなが冷めた目で見るからだそうだ…)

千里は負けじと先生にもう1度言った…

「先生!愛に行っては行けないのですか?」と、先生は会いに行くのとついでに手紙を渡すようお願いした…

先生が書いた住所を元に携帯で調べ、鈴木くんのお宅へ向かった…この時はさやとも一緒であった…

そんなこんなで千里と紗夜は鈴木くんのお宅へ着いてしまった…緊張しながらピンポンを押す…そして…鈴木くんのお母さんに、手紙を渡し…鈴木くんのことを聞こうと踏み入った話し方をしたら…詮索しないで欲しいかな?と、言われて帰らされてしまった…結局会いに行っても追い返されただけであって…何も収穫なかった千里と、紗夜であった…それでも諦めずUターンをかまし、鈴木くんのお宅へ戻ろうとする千里、それを追いかける紗夜…さて、千里と、紗夜は鈴木くんに会えるのか、次回へ……

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― 新着の感想 ―
[良い点] 登場人物の描写と心情が分かるようにうまく描けている。ブックマークとお気に入り登録しておきました。 [気になる点] もっと改行しても良いと思う。 参考になるかはわからいませんが、私の作品見て…
2021/06/30 00:07 退会済み
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