衝撃の発覚 3部前
「なっ何?!アイツ!気持ち悪っ」
「お前なぁ、普通乙女だったらキャーとか言うだろ普通。」
「はぁ?もしも、他の女の子がキャーとか言ってもその女の子、心の中では、私と同じ事思ってるわよ!」
「そうなのか、うわー女ってコワッ」
「てか!アイツ何なの!」
「うーん、あ!俺目的の暗殺者?」
ナニイッテンダコイツ
「はは、そんな顔するなよ~。俺悲しくて泣いちゃう!」
「で?どうすんの?コイツ、そんだけ余裕ぶってるなら何か策があるんでしょ?」
「うーん、無いこともないかな?」
「は?じゃあ殺されて死んどけ」
「うぐっ!きました!桜っちの強烈な一発!」
アホか。まったく馬鹿は、ピンチに立っても馬鹿らしい。こうなったのもさかのぼること1時間前……
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「ねぇ~、桜っち~出掛け「却下」」
絶対やだ。どうせ、出掛けようでも言おうとしたんだろう。
「えー?俺、まだ何にも言ってないよ~?」
「言おうとしてただろうが」
「もぉ、つれないなぁ~桜っちは」
「絶対やだ。どうせ、出掛けようとでも言おうとしたんだろう?」
「やだ、桜っちこわい~」
何がこわいだ。本気でケンカしたらプロのボクサーだって軽く20人は、倒せるくせに。
ん?私?私は、女だよ?口調は、男みたいだけど
ああ、自己紹介忘れてた。
私は、大門 桜
高校1年生で彼氏は…いません!泣
部活は、入ってなくて、兄と二人暮らし。
両親は、外国にいるけど、まだ顔を見たことがない。
何か、母が重い病気らしくて父も母の方にいる。
会いに行きたいけど、その国の決まりで成人してないと他の国の人は、入れないとかで会いにも行けない。