秦視点。バンド。
ニーナが、笑った。
俺が
「Do not get a cold. ____風邪をひくなよ_____」
って言ったら少し微笑んだ。
ニーナ美人だし、笑ったらちょー可愛い。
あの飴なめてくれるかな〜なんて考えてたら、
「よ!!秦。バンド活動今からな♪」
と、陸が言いにきた。
つか、俺の邸に勝手に入ってきてるし。
「へいへい。」
陸にテキトーに返事を返した。
「あ、そーいや歌詞考えられたかよ?」
ああ、歌詞か・・・
「ま、いちよーな」
そういって歌詞を渡した。
たぶん没かな・・・
「おい」
ほら・・
「この英語なんて読む?」
は?・・・あり得ねー中2にもなってわかんねーとか。
「おい!!英才教育を受けたお前と俺を一緒にすんなよ。」
いや、学校でもならったし。
「俺、英語の時間になると寝ちゃうんだよなー」
ああ、なるほど。そーいえば、コイツの英テスト15点だったっけ。
「おい、なに笑ってんだよ。」
「いやついつい♪」
英語の歌詞か
意味は___
タイヨウの篤い光を受けてやさしさに包まれた気がした。
何を驚く。
何が楽しい。
そんな感情どっかへいっちまった。
一時期の愛情はいらねぇから。
明日晴れたらとは考えず、明日雨だったらとしか考えられねぇ俺の頭。
−思考で何が悪い?
そんな頭にしたのはテメぇだろ?
「___みたいな。」
「・・・・あのさ。お前、なんか悩み抱えてんのか?」
陸なりの心遣い____
「・・・・いろいろとな」
こんな言葉しか出ない。
「まあ、何かあったら相談しろよ。この歌詞は、合格な。」
「っぷ。合格って何だよ」
「まあ、いいじゃねーか。お前んちの防音室でやろうぜ。」
俺んちには3つの防音室がある。
「いいけど?」
おっしとでもいうようにガッツポーズをしていた。
あ、ニーナ忘れてた。
どうしよう・・
「おい!!皆あと5分で来るってさ。」
5分って・・
「お前絶対『あと5分でこねぇーとぶっ殺すぞ!!』とかいって脅しただろ。」
メールだったから声は聞こえなかったけどなんとなく分かる。
「あ、ばれた?さすがだな ハハ 」
まあ、ニーナのことどーせいつかばれるし、大丈夫だろ・・
次話で秦の考えた歌詞、英語版を書きます。
よろしく♪