プロローグ 秦とNina。
世界は、私を嫌っている。
私の存在を忘れている。
神なんか信じない。
神がもしいるのだとしたら、、、
「Eli,Eli,lama sabachthani?Has my existence been forgotten?」
思わずつぶやいてしまった。
私は帰国子女で、独り言などは英語になる。
目の前には、母と父の寝ている・・・姿がある。
いつ、目を覚ましてくれるのか。
黒い服の人たちは泣かず、ただ、「こんな厄介な子を残して・・・誰が引き取るの?」といっていた。
私は誰に引き取られようがかまわない。
ただ、最愛の両親を神に奪われて悲しんでいた。
だが、不思議と涙はこぼれなかった。
私は、すぐ教会の裏庭に行った。
日本語で最近歌う事が多くなったなと思いながら
eli・・・eli・・・The god betrayed me.
Why is it me?
What did I do?
Or, is this a dream?
If it is a dream, I want you to wake up early.
Such a nightmare
It is unnecessary.
Mischievous of god
It is not possible to permit even in case of the god.
lready only have to disappear.
The particular world
Ruin.
私は頭の中で思いついたことを歌った。
「いい声だけど、歌ってる内容は怖いね。」
よく、そんな事を言われた。
「声きれいだね。ねえ、僕のお父さんが君を引き取りたいそうだけど。」
目の前には美しい少年がいた。
「引き取る?ああ、養子のこと。分かりました。」
「よかった。他の人は君の事を酷く扱おうとしてたみたいだし」
余計な事を言う人だな・・それが私の第一印象。
「貴方の事はなんて呼べばいい?」
名前を知らないから。
「僕は、彩崎 秦。しんって呼んで。」
あやざき・・・
「アハ☆分かった?彩崎グループの御曹司ね、僕。」
まじで?あたし、そんな所の養子になるって大丈夫なわけ?
「あたしは、刈谷崎ニーナ。母がイギリス人だからしたの名前はNina
だけど。」
よく、「なんでニーナ?」って聞かれるから先に言った。
「刈谷崎じゃなくてもう彩崎ね!!よろしく。」
そういいながら笑みをうかべ手を差し出してきた。握手だろう
母と父が死んだことも一瞬忘れかけるほどまぶしい、純粋な笑顔だった。
「よろしく」
そう手を握り返した。
瑠璃です。
ちょっとシリアスを書いてみたくって書きました。
英語はちょっと自信あるんですけど、間違ってたら教えてくださいねw