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第５部
「ところで、トマトン王国ってどういう国何ですか？」
ソルト義姉さんの質問に、シュガー姉さんは答えになっていない答えを返した。
「……。トマトの国よ。そう、トマト」
「え？ご存じないんですか？」
その一言でシュガー姉さんは開き直った。
「知らないわよトマトの国以外のことなんて！」
何で知らないくせに俺達を巻き込んだんだよ。
「あのさ二人とも、トマトン王国っていうのは…」
手短に説明すると、一年中温暖な気候で、しかもトマトがよく育つ土壌だったその国はトマトの恩恵により国になった農業国家。
余談だけど、トマトを投げる祭りをした国と戦争一歩手前までなったことがあるとか（周りの国が必死に止めたらしい）。
