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第3部
「そうよ!直接買いに行けばいいのよ!」
「いやだからなかったじゃん」
家に帰ってから名案!といわんばかりに声を上げたシュガー姉さんにすかさずツッコむ。
「そうじゃなくて、直接、トマトがあるとこに行こう!ってことよ」
何を言い出すかと思えば。呆れて言葉もでない。
「さあ、そうと決まれば二人とも早速準備しなさい!」
「って俺達も!?」
「もちろんでしょ?まさか、か弱い乙女に一人で行けというつもり?」
「…姉さんのどこがか弱…ぐはぁ!」
シュガー姉さんの回し蹴りがクリーンヒットし、それを境に俺の意識は途切れたのだった…。