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2 学園のアイドル編

クラシック音楽要素ないです。



次の日の昼休みにて


私は、友達のゆりちゃんと、教室でお弁当を食べていた。

「さくちゃん家のご飯、いつ見ても美味しそうだよね~!私にも一口、頂戴!」

 「いいよ。」

と、ゆりちゃんと話していると、何故か廊下が少し騒がしいことに気がついた。

 「どうしたんだろう?」

と私が尋ねると、ゆりちゃんが顔をしかめて、答えた。

 「あ~あ。また、学園のアイドル様達が、廊下を歩いているのか~。」

 「なるほど、そうゆうことか。あの人達、とてつもなく人気だよね。(まあ、私は関わりたくないけど…)」

 この学園には、それはもうハイスペックな生徒達が存在する。その人達の顔を、私自身は見たことないが、老若男女ともに認めるほどに美形らしい。また、カリスマ性があり、文武両道な人達らしい。まあ、こんな人達なので、ファンクラブや好意を寄せる人達が大勢いるらしく、その人達に邪な気持ちを抱きながら近付こうとすると、ファンクラブの人達などによって消される、などの噂も聞いたことがある。

「ゆりちゃん、その、学園のアイドル?って、どんな人達なの?」

私がそう尋ねると、ゆりちゃんは驚いた顔をして、私に話した。

「え!?さくちゃん、学園のアイドル達のこと知らないの?!」

「えっと、美形っていうことと、文武両道ってことは、知ってるよ。」

「なるほど~!確かに、さくちゃんは音楽にしか興味ないもんね~。じゃあ、私が学園のアイドル達通称『ケルベロス』について教えてあげよう!」

そう、ゆりちゃんが私に言い、ノートを広げて、私に語りかけた。

「この学校って、小中高一貫校なのは知ってるよね。しかも、大企業の社長や行政界の大物、さらには世界で活躍する芸術家などの子女が大勢通っているし、さらに、偏差値も高い。また、部活も全国大会レベル。こんな超エリートな学校の中でも、抜きん出た才能を持っている人達がいるんだ。そんな才能をもった人達のことを、皆は尊敬の念を込めて『ケルベロス』と呼ぶんだよ。」

ゆりちゃんは、一旦、間を置いて私にこう言った。

「じゃあ、ケルベロスの中でも人気のある人を紹介するね。まず、あのグラウンドで走っている人を見て。あの人は、矢島健人やしまけんと先輩。3年生で、サッカー部のエース。親がIT企業を経営しているんだって。身長182㎝で、黒髪短髪。お母さんがイギリス人で目の色が碧色なんだよ。もちろんイケメン!サッカー部だから、日焼けをしていて、とても男前な性格なんだって。だから、後輩からとても慕われているらしいよ~!」

(なるほど。見た感じ、すごい筋肉ついているもんな~。これは、後輩からモテそうだな~。)

「次に、中庭で資料を見ている人を見て。あの人は、皇斗真すめらぎとうま先輩。高校3年生。この学校の現生徒会長で、カリスマ的存在。テストではいつも学年1位で、部活はバスケ部で部長。親が日本3大財閥の1つである、皇財閥の跡取り息子なんだって。髪色は緑かかった黒色で、瞳の色は青。親が外国人とのハーフで、珍しい髪と瞳を受け継いだらしいよ。ちなみに、ドイツへの留学経験があるから、ドイツ語がペラペラで、ヴァイオリンが弾けるらしいよ。性格は、とても温厚で、彼が向ける優しい笑顔に、男女問わずときめくらしいよ~。」

(へぇ~、ヴァイオリン弾けるんだ。どんな曲が好きか気になるな~!)

と私は思い、顔がニヤけてしまう。

「あはは…本当に音楽のこととなると、さくちゃんは、分かりやすいな~。」

ゆりちゃんは、若干引き気味で、私のことを見ている。

「じゃあ、次ね。あの、噴水の前で女の子達に囲まれている人。あの人は、東宮理人とうみやりひと先輩。高校2年生。生徒会副会長で、文芸部からのスカウトで、文芸部に所属しているんだって。なんでも、小説に関する賞をたくさん取っているらしいよ。それでね、日本3大財閥の東宮家の次男なんだって。金髪碧眼のイケメンで、極度の女たらし。だから、文芸部の部室にいつも多くの女の子達がいるらしいよ。もちろん、頭も良くて、学年10番以内をいつもキープしているんだって。あと、皇先輩と幼馴染みらしいよ。だから、生徒会副会長を任せたのかな~?」

(あの人は、文芸部の部室にいたイケメンだ。そんな有名人だったのか。)

「次に、紹介するのは、雁崎美里かりざきみさと先輩。2年生でありながら、バスケ部のエース。とてもバスケが上手いんだよ。あと、とてつもなく美人。サラサラなあの茶髪の髪の毛と、灰色の瞳。とてもモテて、よく告白されるらしいけど、いつも断っているんだって。想い人でもいるのかな?あと、日本3大財閥の雁崎家の長女で、皇先輩と東宮先輩の幼馴染みなんだって。美男美女、とてもお似合いだよね~。見ると、目の保養になるよ!」

「そうなんだ。」

(ゆりちゃんも美人だと思うけどな~)

「そうそう、廊下にいる4人組を見て!」

とゆりちゃんは、廊下にいる、男3人、女1人に向かって指を差した。

「あの人達がどうかしたの?」

「えっとね、あの人達もね、ケルベロスの一人だよ。皆、私達と同じ高校1年。スマホをで電話をしている人は蒼崎雪そうざきゆき。小柄で目がくりっとした茶髪黒目の男の子だよ。華道の家元で、お父さんが人間国宝の蒼崎雅樹そうざきまさきの息子らしいよ。華道の全国大会で優勝したこともあるんだって。性格は、とても大人しくてお淑やかで、一部の女子達に人気があるらしい…。」

(目がくりくりしてて可愛いな~。)

「パンを食べている男の子は、ジャック柳田じゃっくやなぎだ。野球部で、ピッチャーを務めている人だよ。黒髪茶色の瞳をもつイケメン!身長が190㎝以上あるんだ~。お父さんがメジャーリーガーで、お母さんが日本の良家のお嬢様で、12歳までアメリカで暮らしていたんだって。だから、英語がペラペラなの!性格はね、とても人懐っこいの!!ちなみにね、私の推しなんだ~!」

(ゆりちゃんが誰かを認めるなんて珍しいな。ゆりちゃんが推す子ならいい人そう!)

「へぇ~。」と私は、友達の意外な一面を知れて、少し嬉しかった。

「4人組の中の紅一点の女の子が、楠島翠くすしまみどり。バスケ部で、雁崎先輩に匹敵するほどバスケが上手いって言う噂を聞くよ。お父さんが、不動産会社の代表取締役で、その一人娘だって。黒髪ピンクの目の可愛い見た目で、男子たちから凄く人気があるよ。性格は、少しきついって聞くかな~。なんでも、女子を殴ったって言う噂があるんだよね。だから、少し女子達からは恐れられているかも。」

「へぇ~。」

「さくちゃん。だんだん疲れてきたでしょ。興味ないで~す。って、顔にかいてある。」

とゆりちゃんがジト目で私を見つめてくる。

(ゆりちゃんは、騙せないな。)

「じゃあ、最後に、あの楠島さんに腕を掴まれている男子ね。あの人は、一ノ瀬綺羅。バスケ部の期待の新星って呼ばれているんだって。それほどにバスケが上手いらしいよ。お父さんが、世界的に有名な大富豪で、お母さんが、世界の有名なオーケストラの名門楽団に所属しているんだって。黒髪黒目で、とてつもなく顔が整っているんだよ。だから、『現代のアドニス』って一部の人達は呼んでいるんだ~。あと、よく女の子に告白されているんだけど、付き合っては別れることを繰り返しているんだって。来る者拒まず去る者追わずってやつなのかな~?」

(あの人、音楽室で会った人だ。こんなに目立つ人だったなんて…これからは、関わらないようにしないと。ファンクラブの報復も怖いからね。)

と私は、心に決めたのだった。

(何か、さくちゃん、心の中で決意してるな~。)

と百合香は思いながら、お弁当の卵焼きを口の中に頬張ろうとした。

その時、

「その卵焼き、も~らい!」

と一人の男子生徒がゆりちゃんの卵焼きを食べてしまった。

「あ~や~と~!!私の卵焼き、返せ~!!」

「やなこった!お前の卵焼きはもう、俺の腹の中だよ~!」

 彼は、川柳綾飛かわやなぎあやと。クラスメイトで、ゆりちゃんの幼馴染みだ。黒髪で赤のメッシュを入れていて、キリッとした黒目をもつイケメンだ。バレー部に所属していて、部内で5本の指に入る強さらしい。勉強は、学年30位以内に毎回入っているって、ゆりちゃんが言っていた。親が、アパレル企業の社長で、次男らしい。長男が跡を継ぐから、気楽でいいって、ぼやいていたな~。

ちなみに、ゆりちゃんの両親は、行政界の大物。テレビとかで、よく見る人だったから驚いた。ちなみに、ゆりちゃんは勉強もできて、学年10位以内に入っている。私は350人いるうちの、170位ぐらいなので、勉強を二人に教えて貰いたいと思っている。

「なあ、百合香。お前って、テニス部だよな、今日、テニス部、バスケ部、バレー部、バドミントン部、野球部、サッカー部、剣道部で、合同ミーティングするらしいから、放課後すぐに視聴覚室に集まれだって。」

「はいはい、分かったよ。」

「ねえゆりちゃん、何でこの部活のメンツで合同ミーティングするの?」

「え~っとね、合同ミーティングをする目的が、ある1つの部活を他の部活のメンツがいろんな視点からその部活の良い点や改善点を話し合うことなんだよね。だから、各部活2名ずつ、週1で集まって会議をするんだよ。ちなみに、参加する部活はランダムで決まるらしいから、本当にいろんな部活の人達が集まるんだよね。まあ、今回はたまたま運動部だけだったけど、もちろん文化部も参加しているからね。」

「そうなんだ。二人とも、頑張ってね。」

「さくちゃん!ありがとう~。」

と綾飛くんが、私に抱き付こうとすると、ゆりちゃんは

「お前!私のさくちゃんに抱き付こうとするな~!」と綾飛くんの膝を蹴る。

「いった!ごめんごめん、ゆりちゃん、許して~!」

と笑いながら言った。

「あ!そろそろ次の授業が始まるね。さくちゃん、またね!」と言って、ゆりちゃんは自分の席に戻っていった。(綾飛くんは無視でいいのかな?)

と思ったが、これがいつもの二人なので、気にしないでおこうと思った。




こんにちは!五月雨娘です。今回は学園の人気者たち(美形集団)の紹介編でした。好きなキャラがいたら教えてください!ちなみに私は美里先輩です。私にもこんな先輩が欲しいです。

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