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2話 迷子探し
シスターのブレンは、血眼になってリベをさがす
けれど、公園にも、孤児院にもどこにもいなかった
「リべェーーー」
大声をだしても、リべはでてこない
気づけば、空がオレンジ色に光る夕方になっていた
仕方ない、ブレンはそう思い少ない銅貨を持ち、
冒険者ギルドへ入った
ドアをあけるとムワッと汗臭い匂いと、酒の匂いが鼻に通った
顔や体が傷だらけの男の人が自分達を見ているのが怖くてたまらない
そんな恐怖を必死で我慢しながら、ブレンは受付に向かった
やっとの思いで受付についたブレンはこういった
「迷子さがしを依頼したいです」