一話 願いの叶う魔法の国
あるところに願いの叶う魔法の国があった
そこの住民はあろうことか、神に成り代わろうと
欲深き悪魔になった
悪の如き醜い行いを続ける散れものを
当然許すはずもなく、神は傲慢としセルフ.エスティームに封印した
その時に神は悪魔の仲間を滅ぼした
二度と、神に逆らう悪魔が現れないように…
その全て呪の書に記され、闇の沼にて
いまでも静かに眠っている
「おしまいっ! どうだったかな〜」
シスターのブレンが、そう子どもたちに言う
「とってもおもちろかっちゃ! これが、しんわって言うの?」
子どもたちは、楽しそうなキラキラした笑顔を見せた
けれど、一人だけ笑っていない少女がいた
ブレンはその子を不思議に思い、
どうしたの?と声をかけるが、返ってきたのは真剣な顔だけだった
ブレンは、人見知りかなのかなとこまった顔をした
そんなことをしていると、鐘がなった
お昼の時間だ
「ご飯の時間よ〜」
そう、ブレンが大きい声で言うと、
子どもたちが群がってきた
困ったなーと思いつつ、笑顔で床にお皿を置いた
パンの切れ端は、貧乏な孤児院からしたら主食
ブレンは、もっといいものをあげれないかと、悔しい気持ちになった
ふと子どもたちを見ると、さっきの人見知りの女の子がいなくなっていた
ブレンは慌てて、叫んだ
「リベーーーーーーー」
シスター『ベルン』
いつでも子供優先の、心優しい人
小さな孤児院を開いている
昔✳✳主人✳✳✳✳✳✳死ん✳✳✳自分のせい✳✳✳✳✳✳✳呪っ✳
✳✳✳✳✳倒す✳✳✳戦✳✳✳✳