兎無双
「うおおおおおおおお餅じゃ餅じゃ餅じゃあああああ!」
俺はウサギ。月に住むウサギだ。
月見日和の草萌ゆる季節、月面に宇宙むささびが飛び回り
その銀毛をまき散らす。空ではそれが花を描くように旋回する。
「のんきでええなあアイツ等……」
宇宙ムササビには仕事がない。わずかに曲面を描いてとぶ
ムササビと俺の距離を虚しい空白がかすかに滲んだ。
いい詩が書けそうだな…。
「おい、そこのお前。とまれ!」
兎長の切れ目が俺を捉え、ぎょろり、と回転。
肌をかすめたその視線は痛く鋭い。
「なにしとる。仕事は」
「へぇ、餅をついてる最中でして」
「お前殺されたいんか!!!」
「ひぇ~」
その瞬間、兎長の口から異世界が零れ落ちた!
「あばばばば」
「な、どうしたんですか長!!」
「あばばばば(こ、これは宇宙に大絶賛蔓延してる異世界病や!)」
「なんだって!」
「あばばばば(己の思考を異界として吐き出してしまう病。
発症すれば最後真人間になってしまうという…)」
「ええことやないですか」
「あばばば!あばばばばばば!!(どうか俺を救ってくれ!)」
---ボェェェェェ。
俺「どこだここは!」
女神「セックスしましょう…」
俺「な、なんだって!」
兎長(これは俺の夢の世界…。いわゆる天国や)
俺「なんと破廉恥な夢を!」
兎長(しゃーないやろ、俺かて男なんや)
俺「こんな幻想、俺が破壊してやる!!!」
俺「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
デンジ「あ、あれはウサギの悪魔!!!」
「なんてことだなんてことだ…」
ぶおおおん!ウサギ(俺)のちんぽが長くなっていく…!!!
俺「これで俺は天界を目指す!」
兎長「な、なんだと」
俺「さらば!」
ウサギの棒は高く高くのびつづけました。
男根のパワーこそすべての象徴であると感心した女神はウサギに
大いなる富を与え、
ウサギは幸せに暮らし
ブスは基本的に死にました。
--完--