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名も無き作家の名も無き即興詩

作者: 若松ユウ

もし、あすの朝日が拝めないとしたら


きょうの月光に満足と言えるだろうか


擦り切れたレコード盤のような命題が


今宵も、わたしの胸にノイズを与える


ざわざわ、ざらざら、じゃみじゃみと


脳裏に浮かぶ有象無象を静かに指折り


両手両足では追いつかぬ数になるころ


思考はゆめとうつつのはざまを彷徨い


たましいはこの世に生まれ意味を問う


きっと、命の灯火が燃え尽きる直前に


われわれは真実をしることになるのだ


後に遺るは、灰とほろ苦い懺悔ばかり


メメント・モリ、メメント・モリ……



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― 新着の感想 ―
[一言] ∀・)深読みしてしまう自分が怖い。でもそれほどの怪作のようにも感じます。
[良い点] 命の灯火が燃え尽きる直前でも、真実が知れたら幸運かも知れませんね!
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