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第一章 青鳥(ブルーバード) 04

開かれたドアから、『青鳥ブルーバード第五軍軍長・ソウタ』と『青鳥ブルーバード第五軍副軍長・クニカ』が入ってきた。

彼らも同期だ。


「遅くなってごめんね。僕らちょっと任務があって遅れちゃった」


いつも通りにっこり爽やか笑顔でソウタは言う。


「その胡散臭く感じる笑顔やめろってんだよ、ソウタ」


「はいはい、リクもいちいちソウタに突っかからないのー」


イリナが睨みあう男子二人を呆れた目で見ながら言った。


この二人は昔からライバル意識してて会うたびにこんな感じだ。

一見仲が悪そうに見えるが、リクもソウタもお互いを認め合っていて任務になるとよい連携をとれる。

ただ、二人とも素直じゃないだけ・・・。


「ぜ、全員揃ったし・・・隊長を待とうよ・・・」


「クニカの言う通りよ、このバカども」


「「いてっ!」」


フェリスがリクとソウタの頭をたたく。



ほどなくして再び部屋のドアが開いた。

入ってきたのは、顔はちょっとイケメン(といられている)で右手に資料を持った男性と、まさに大人というべき面持ちの女性・・・・『青鳥ブルーバード本部総副隊長・リュウガ』と『青鳥ブルーバード本部総隊長・レイカ』だ。


二人はイリナたちの前に立ち、全員の顔を見回したあとリュウガが口を開いた。


「朝早くからすまないな。集まって貰ったのは他でもない依頼がきたからだ」


リュウガの説明に続けて、レイカが口を開く。


「今回は、森林の魔物の退治だ。近頃、町民から被害報告が多く来ている。我々『青鳥ブルーバード』はこの街と民を守ることだ。わかっているな?」


「「はい!」」


レイカの問いにイリナたちは同時に答える。


「よし、いつも通り現地での指示はリクに任せる」


リュウガがリクを見る。


「はっ!」


リクが答える。


「では、解散!」


レイカの声とともに私たちは一斉に本部を後にし、森林へと向かった。

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