前へ目次 次へ PR 97/501 雪、いのち~寝顔の~ * 眠りなさい。 静かな子守り歌に揺られて。 世界の誰よりも大切に思う、可愛い我が子を抱きながら。良い夢が楽しい夢が見られることを願って、聞かせてあげるの。幼い私に母がしてくれたこと。安心と優しさを感じてもらえるように抑揚をつけ、天使のごとき顔を見ては、寝息が穏やかになるまで傍に居てあげた。子供の成長は早いと聞く。それでも。いつまでも。私は時を忘れて居た。母もきっと焼き付けるように、微笑みながら。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆