478/501
雪、いのち〜母親の〜
母の歩みをきちんと。
聞き知りたい。
自分が幼かった頃は優しくて、好きだと思っていた。成長と共に厳しくなりて、溝が埋まらないんだ。気に入らねば怒るので、手に負えぬと諦めたほどだ。今日に至る時の中で、苦痛や涙が己を変えた。昔を思い出せば恋しくて、一つ二つとね幸せがあった。部屋の中で読んだ本によりて、母親と同じ道をと考えるようになった。僕は分かり合えるかなとして、逃げず話してみようとした。一方が歩み寄り添うことで、ごめんねするなら。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆




