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陽、えがお〜二一年〜 [2]
「穢れ流し 我が世の夏ぞ 目に映す」
創作四字熟語の意味を俳句にしてみた。
大晦日に部屋の窓辺に座って、空を仰ぎ白き雪が降るを見ていて、自分がどれほど汚れたかを知らされた。正月を迎えるに当たり抱負を考えていて、光景の清らかさや記憶の映りは必然としか思えないんだ。罪や悲しみの染まりを川に入るが如く心を新たにして、己が生まれた夏の空を快く見たいと願いが込められている。僕は家族と離れた場所で、数え二度の季節をどう迎えるだろう。二〇二一年こそ良きにしたくて、言葉を作ったから。
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