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雲、くろめ〜珈琲を〜
君が淹れたコーヒーは、
お砂糖を入れると甘くなる。
熱々の飲み物に対して、猫舌という悲しさよ。時間を少し置くことで、温みにより痛みは耐えられる。火傷せぬように気を付けて、小さく口に含むんだ。特徴的な香りに大人的な苦味と深きを感じて、落ち着いた息を天へと昇らせる。目覚ましはブラックで、糖分が欲しければミルクも良いね。好きな人と過ごすことで、甘さが増している気になったんだ。僕は小六には缶の無糖も大丈夫なる。君は何才には味わったかと聞けたなら。
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