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雪、いのち〜見える〜
目隠しすると、なぜだろう。
何も見えなくなるんだ。
誰もが知っている当たり前のことで、多くの人がされてきた。今日まで目を頼りに過ごしたことで、視界が真っ暗になると不安を抱くね。歩き慣れた家の中を覚えているけれど、壁に手を当てねば前へ進めず、床を足で確かめねば落ちてしまう。神経を集中させて危険に対し身を守りつつ、目的の場所へ向かわぬと、重傷を負ったりする。僕は改めて見えるの大きさを感じられた。生活の中に気付かぬ怖さがあり、助けようと思うから。
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