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陽、えがお〜相打ち〜
はぁ、はぁ、はぁ……。
決まらなかったね……。
木刀を持って戦うも、実力は互角だった。相手が打つと同時に打つを繰り返す。強いのはどちらなのかはっきりさせるべく、倒れて動けなくなるまで交えたよ。本気でぶつかり合うことによって、笑いが込み上げてきたんだ。自分がライバルと認めた人に負けたくないと思いで、流した汗や悔しみ涙の上に今がある。存在に感謝している。僕は晴れ晴れとしていた。君に出会い競う楽しみの日々を振り返り、最後に関係を深められたから。
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