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雲、くろめ~満たす~
隠れて食べるおやつは。
美味しくないね。
十五時まで我慢できずに菓子箱から盗み、誰も通り来ることのなき所で腹を満たすんだ。親に見つかれば怒られると分かっているのに、スリルをおもしろがっている。自分に気付いた時を覚えてなく、二回と三回と重ねていった。次第に毎日と盗むようになり、欲しい思いに勝てず止められず、店に行きては何とかして得たいって考えてしまうんだ。僕は達成や快感があることで、中毒というのもあるようだ。僕に厳しくなれなかったから。
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