127/501
雪、いのち~宝箱に~
優しさはどこへ行ったのかなぁ。
悲しませてばかり……。
小学生低学年の時に手話を教わり、毎日と側に居て耳となってくれた先生のことを思い出したんだ。自分を抑えられず、衝動的に多くを壊してきた。色々と迷惑を掛けて困らせたけど、見捨てずに言葉を響かせたんだ。誰かを何かを思い遣る心を持っていること、それができること、近くで見て知っているよと、うれしいな。僕は埋もれてしまった一つの宝を。僕が陽の下に出せた時はきっと、変われているだろうから。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆




