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スイヘイの山  作者: みつ


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84/100

残17

時間は流れていく。

正確に止めどなく流れていく。


「互いに良いかんじで、やっていこうぜ!」と別れた者のことを男は、考えていた。


もう、『聞かない』と決めて、考えていることだが、男が手紙を送った相手は、

それから一切、連絡を寄越さなかった。


結果的に、男は、それでよくて、

送った相手に、自分の出した手紙が渡らなかったのかな?

などと、考えると、

全てが破滅すると分かっていた。


それは、インターネットを介してのメールや郵便を『疑う』ことに、彼にとっては『オールを疑う』ことに相当するからだ。


つまり、男は、今いる自分の世界での、

これからを真剣に熟考していたわけである。

それだけ、考えに考えぬいても、

彼は無難に生活できるわけではない『世界』に、おいて、そうしていたのである。


それに当人は、

自然にハッと気づき、自宅を今、出ていった。

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